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「無縁仏」とは?無縁仏に手を合わせてはいけない?

「無縁仏」とは?無縁仏に手を合わせてはいけない?

あなたは亡くなった後は残されるご家族に供養してもらうことを思い描いているでしょう。しかし、世の中には誰にも供養してもらえない無縁仏もおり、最近の少子高齢化で無縁仏になるリスクも高まっています。今回は無縁仏について知り、無縁仏になるリスクを避ける方法について見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.「無縁仏」とは?
  2. 2.無縁仏になるとどうなるのか
  3. 3.無縁仏とされるのはどのようなとき?
  4. 4.無縁仏の供養の仕方
  5. 5.無縁仏に手を合わせてはいけない?
  6. 6.無縁仏になるのを避けるために
  7. 7.まとめ

「無縁仏」とは?

無縁仏はこのように供養してくれる人がいない死者を指す

無縁仏はこのように供養してくれる人がいない死者を指す

皆さんの中には亡くなった後はパートナーの方やお子さん、お孫さんといった残されるご家族に供養してもらうことを思い描いている方も多いでしょう。たしかに、亡くなった後にたとえ時々であっても自分のことを思い出して、お供えなどをしてくれる方がいたら非常に嬉しい気持ちになります。

しかし、少子高齢化で日本の総人口が減っている現在、子供がいるどころか結婚さえもしないという人も昔に比べて多い多いのが現状です。その影響は死後の供養のことにまで響いており、誰にも供養してくれなかったりお墓を建ててもらえなかったりする場合も増えてきています。

このような亡くなった後に誰にも供養されない故人のことを「無縁仏」といいます。もし、無縁仏になってしまうといったいどのようなことが起こるのでしょうか?そして、無縁仏にならないためにとることのできる対策とはどのようなものなのでしょうか?

今回は無縁仏について知り、無縁仏にならないようにできることについて見ていきましょう。

人は死ぬとどうなる?

無縁仏になった場合にどのようなことが起こるのかについて知る前に、まずは人が亡くなるとどうなるのかについて見ていきましょう。世界的に「人が死んだらどうなるか」というテーマへの回答は宗教や思想によってさまざまですが、今回は無縁仏がテーマであるため、仏教における考え方をご紹介します。

仏教では人が亡くなると、まず生前の行いをもとに7日ごとに閻魔大王の審判(裁き)を受けます。閻魔大王の審判は結果が出るまでに49日間の期間(回数にして7回)が必要とされており、その間亡くなった人の霊はこの世とあの世との間をさまよっている状態です。葬式の際に香典袋に「御霊前」と書くのは、亡くなった人がまだ霊の状態であるためです。

49日経って閻魔大王の審判の結果が出ると、亡くなった人の生まれ変わり先が決まるとされています。つまり、生前に善行を積んでいれば成仏し極楽浄土(天国)、逆に悪いことばかりしていれば地獄生まれ変わるというものです。ちなみに、浄土真宗の場合は阿弥陀様のお力で信じるすべての人が死後に極楽浄土に生まれ変わるという考え方です。

無縁仏になるとどうなるのか

もしも無縁仏になるとどういうことになるのか?

もしも無縁仏になるとどういうことになるのか?

このように無縁仏とは誰にも供養されない亡くなった人のことを指しますが、もしも無縁仏になると人間はどうなってしまうのでしょうか?ここでは、無縁仏になった場合に起こることについて見ていきましょう。

無縁仏になると長い間天国に行けなくなる

無縁仏は死後にもかかわらず誰にも供養されないため、仏様に救われることもなく、また生まれ変わり先さえも決まらないことからこの世にずっとさまよい続けることになります。そのため、無縁仏は長期的に天国に行くことさえできません。

仮に供養する人さえいれば、どこかの段階で極楽浄土(つまり天国)に生まれ変わることもできるようになります。なお、死後に地獄に生まれ変わった人も残された人たちが追善供養(成仏できるように祈る供養のこと)を行うことで、いつか極楽浄土に生まれ変わることも可能です。

だからこそ、無縁仏が救われるためには誰か供養してくれる人が不可欠といえるでしょう。

無縁仏はたたりをなすことも

さらに、誰にも供養されないということはお供えする人がいないということでもあるため、常に空腹でのども乾いている状態です。生きている人でも食べ物も水も摂らない状態では非常にイライラしたり腹を立てたりしますが、無縁仏の場合も同じでどんどん怨念(恨みや悲しみの気持ち)が募っていきます。ほかにも、誰も供養してくれる人がいないために寂しい気持ちが募るあまり、怨念が溜まっていくことも多いです。

怨念が溜まった無縁仏は、とどまっている場所を不用意に訪れる人などに憑りついたり、またたたりをなしたりするといわれています。「心霊スポットにはむやみに行くものではない」というのはよくいわれますが、無縁仏がさまよっているような場所についてももちろんいたずらに近づいてはいけません。

無縁仏とされるのはどのようなとき?

それでは、亡くなった人が無縁仏にされるのは、いったいどのようなときなのでしょうか?ここでは、無縁仏として扱われる場合について見ていきましょう。

無縁仏は、お墓に眠っている方を供養する人が誰もいない場合に

このようなお墓参りをしてくれる人がいないと無縁仏になってしまう

このようなお墓参りをしてくれる人がいないと無縁仏になってしまう

最初の方で、現代の日本では総人口が減っており、その影響で死後に供養してくれる方がいないというケースが増えているということに触れました。これは具体的には、お墓参りをしてくれるような縁者の方がおらず、そのために供養がなされないことを意味しています。つまり、無縁仏とはのお墓に眠っている方を誰も供養しないという場合に生まれるといっても良いでしょう。

ほかにも仮に縁者がいたとしても、縁者の側が何らかの事情でとても供養やお墓の管理などができない場合は、お墓に眠っている方が無縁仏にされるケースもあります。特に最近では少子高齢化の影響で、息子夫婦といった若い世代のお墓を守ったり眠っている方を供養したりする縁者がいないという問題を抱えるご家庭も多く、このような場合は供養できる縁者が高齢の方という場合も多いです。

また、お墓の所有者と眠っている方との関係がわからなくなった場合であっても無縁仏とされることもあります。さらに、ご遺体(ご遺骨)の引き取り手がいない場合も無縁仏になるケースの1つです。

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