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ファティマの予言とは?ファティマの第3・第4の予言と日本との関係について解説!

目次

ファティマの予言とは?

奇跡や予言とは宗教的な神話の中だけで見られることにすぎないと考える方は非常に多いです。そのため、現実に奇跡や予言というものは存在しないと考えている方もまた多いのではないでしょうか。しかし、あながち奇跡や予言は存在しないとは言い切れない出来事が20世紀に起こっています。

今からおよそ100年前の1917年5月13日、ポルトガルのある小さな村に聖母マリアが現れて、村の3人の子供にお告げ(予言)を託したうえで、決められた時期に公開するように言い残しました。

この予言は「ファティマの予言」と呼ばれ、全部で3つの予言が残されたといわれています。聖母マリアは合計で6回出現しましたが、回数を重ねるにつれて非常に多くの人々がさまざまな奇跡を目の当たりにしたことから、ローマ教皇庁も公認したものです。

聖母マリアが20世紀に出現したことも奇跡といえるものでしたが、予言の内容は今後起こる災厄にまつわるものであったうえ、3つのうち今までに公開された2つが現実のものになったことで注目の的になりました。そして、3つ目の予言については私たち日本人にとっても、決して他人ごとではない内容となっています。

しかし、第3の予言については聖母マリアが指定した時期になっても公開がされず現在に至っていることから、予言が当たっていることと合わせて多くの人々の好奇心を引き立てています。そこで今回は、私たち日本人とも決して無関係とはいえないファティマの予言について見ていきましょう。

▼ファティマの予言一覧

  • 1. 第一次世界大戦の終焉
  • 2. 第二次世界大戦の勃発とその終焉
  • 3. (非公開)

ファティマの第一の予言

ファティマの第1の予言では第一次大戦の終結のことが言われていた

ファティマの予言は全部で3つの存在が確認されています。

そのうち第一の予言は、第一次世界大戦の終結(1914~18)にまつわる内容でした。ファティマの予言がもたらされた1917年も大戦の戦時下でしたが、ファティマの第一の予言は「来年の終わりまでには平和が回復される」という旨の内容でした。

実際に第一次世界大戦は、翌1918年11月11日に休戦協定が成立したことで終結し、このことから第一の予言が現実になったことを示していました。

ファティマの第二の予言

広島の原爆のこともファティマの予言でいわれていた

ファティマの第二の予言もまた、第一の予言と同じく世界大戦にまつわるものでしたが、同時に第一の予言以上に恐ろしい内容でした。つまり、ローマ教皇ピオ(ピウス)11世の時代に再び世界大戦が勃発し、多くの人が戦火の中で不幸な目に遭い地獄に落ちる、第二次世界大戦の勃発と終焉でした。

第二次世界大戦が勃発したのは1939年9月1日、ナチスドイツによるポーランド侵攻によってのことですが、その当時のローマ教皇がピウス11世でした。

しかも予言の中には、世界大戦の前に「ヨーロッパに不気味な光が見える」というものも含まれており、この点も前年の1月下旬にヨーロッパ中でオーロラ現象が見られたことで現実のものとなっています。

さらに第二の予言の中には核兵器について触れたものもあり、こちらも1945年8月の広島と長崎への原子爆弾の投下という形で成就したと解釈されるものです。

ファティマの第三の予言

第三の予言はあまりにも衝撃的な内容であったため未公開の状態に

ファティマの予言にまつわる話の中で最も話題になるのが、第三の予言についてです。

実はファティマに出現した聖母マリアは1960年になったら第三の予言も公開するように言い残したうえ、前2つの予言が的中したこともあって多くの人々が公開を望みました。しかし、どういうわけかローマ教皇庁はすぐに予言の内容を公開しませんでした

その理由として、予言の原文を預かる側だったローマ教皇が解読したところ、その内容が非常に衝撃的(中には卒倒した教皇もいる)で混乱を避けるために公開を避けたというものがあります。

それほどのリアクションが伝えられたことから、第三の予言の内容は第三次世界大戦による人類滅亡なのではないかと考える人も少なくありません。

それを裏付けるものとして、ファティマで聖母マリアに会ったという子供の1人ルシアさんが生前に残した証言があります。その内容は、「闇の勢力によって戦争が起こるが、人間と宇宙の力により悪は滅ぼされる」というものです。

第三の予言については公開を求める声が大きくなったためについに2000年に公開されましたが、その内容は「兵士たちによって大勢のカトリック聖職者が殺される」というものでした。

加えて、1981年の教皇ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件を予言したものという解釈がなされたものの、あまりにも事件の内容と予言が異なっていたことから、抗議の声が殺到して再び封印されるに至りました。

ファティマ第三の予言は「神=宇宙人」説!?

神=宇宙人!?

上記でも少し触れましたが、ファティマ第三の予言について、根強く支持されているのが「神=宇宙人」説です。

実際、聖母マリアは1917年の5月から10月にかけて、7度出現していますが、最後に人々の前に現れた際、10万人の人々の眼前で、光り輝く物体を出現させたという奇蹟を起こしています。

この物体は「光り輝く白銀色の物体が飛んでいた」という人々の証言により、UFO説が濃厚とされています。

そのため、聖母マリアも宇宙人だったと考えられています。この説に従えば、そもそも聖母マリアが語ったのは、予言ではなく、宇宙人が創った人類有史の秘密に関することだというのです。

神の似姿としての人類というのが聖書で示されるヴィジョンですが、もし神が宇宙人だとすれば、キリスト教の教えは根底から覆されてしまいます。ローマ教皇が卒倒するのも無理からぬことです。

ファティマの第三の予言は嘘?

はたして第三の予言は嘘なのか?

以上の経緯から、ファティマの第三の予言は嘘なのではないかという憶測もされています。

実際のところファティマの第三の予言の公開をめぐって、1981年にアイルランド航空のハイジャック事件も発生しており、その際の犯行動機が第三の予言の開示を求めるものだったほどです。

そこで、第三の予言の公開をめぐって対応を迫られた教皇庁側が、これ以上の混乱を避けるためにあえて大したことのない内容として公開したとも考えられています。

中には、ファティマの第三の予言は存在すらしていないのではと考える人々もいますが、いずれにしても現在もなお正確な情報が公開されていない以上、何ともいえないのが現状です。

ファティマ第三の予言は存在しないという説の根拠は?

ファティマの予言は本当なのか?

ここで「ファティマ第三の予言 」は、そもそも存在しないという説の根拠が気になります。「ファティマ第三の予言 」の存在否定派は、聖書「ヨハネへの啓示」の

わたしは(略)3つの汚れた霊感の表現が龍の口から、野獣の口から偽預言者の口から出るのを見た

という一節を援用し、この「偽預言者」こそが、1917年の聖母マリアであると断じています。

したがって、ファティマの予言は偽預言者の予言なのだから、その存在を認めることは出来ないという訳です。

宗教の解釈にかかわることだけに、これを単に教条主義者の言い掛りとして捨て置く訳にもいかず、厄介な問題となっています。

ファティマの第三の予言と日本

ファティマの第三の予言は日本とどう関わっているのか

さて、ここまで見ていきますと、ファティマの第三の予言とは多くの日本人にとっては縁もゆかりもないキリスト教(カトリック)の世界での物語のように見えます。しかし、とても他人事のように考えることができないような出来事が1973年に秋田で発生していました。

場所は秋田市内のある修道院で、安置されている聖母マリア像から血や涙が流れたというものでした。この奇跡はその後1981年に至るまでじつに100回以上見られました。

これだけではファティマの予言と関係ないように見えますが、実はマリア像の奇跡を最初に目撃したシスターの元にファティマに現れたのと同じ聖母マリアが降臨したとされています。このようなことから第三の予言が日本と何らかの関わりがあると考える人も多いです。

さらに、ファティマに聖母マリアが最初に降り立ってからちょうど100年後の2017年の9月8日、北海道で第二次大戦の前にヨーロッパで見られたものと同じようなオーロラが見られました。

実はこの2週間ほど前にも北朝鮮のミサイルが北海道上空を通過する事件が起きました。第三の予言に言われているであろう3度目の世界大戦が発生する要素は2019年現在ではまだ見られませんが、今後とも第三の予言と日本との関係は目が離せないといえるでしょう。

ファティマの第四の予言は存在する?

全部で3つあるとされるファティマの予言ですが、実は第四の予言の存在についてカトリックの内部で議論の的とされています。

あるイタリア人作家が2006年に「ファティマ第四の予言を教皇庁が隠している」という内容の著書を出版したことがきっかけで、物議を醸すようになったテーマです。

このような議論が巻き起こるのは、ローマ教皇庁が相変わらず第三の予言を非公開のままにしていることに大きな原因があるといえるでしょう。いずれにせよ、第三の予言が将来的に公開されたときに、第四の予言についての真実も明らかになるといえます。

第四の予言の真相を知っている?3人の子供について

予言を授けられた3人の子供は何を語ったのか?

聖母から直接、予言を授けられた3人の子供のその後について、気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は、この3人の子供たちルシア、フランシスコ・ジャシンタ兄妹の内、フランシスコ・ジャシンタ兄妹はすぐに病死してしまいます。なお、このことも、聖母マリアは予言していました。

残るルシア氏については、その後、意外な道のりで、再び脚光を浴びることになりました。

2000年に、教皇庁により第3の予言の内容が公表された際、そのあまりの予言の小ささに、失望する人が少なくありませんでした。

第一、第二の予言が世界大戦だったのに対し、最後の予言がローマ教皇の暗殺未遂では、スケール感が釣合わず、世界中でブーイングが起こったのも仕方ありません。

この時に、3人の子供の一人で最後の生き残りのルシア氏が「バチカンは嘘をついている!」と貴重な証言を残してくれています。

氏曰く、2000年に公表された予言は、ほんの一部でしかないそうです。もしかすると、第四の予言について、何かを知っていた可能性があります。

しかしその後、ルシア氏と教皇庁は和解し、2005年に同氏が亡くなるまで、発言の真相が語られることはありませんでした。

ファティマの予言 まとめ

人類の災厄にまつわるだけに、今後とも目が離せないファティマの予言

世界規模の戦争について予言したうえ、過去2度にわたって的中したことで有名なファティマの予言についていろいろと見てきました。

全部で3つの予言のうち2つは細かい部分に至るまで当たったため、未だ非公開とされる第三の予言についても多くの人々の関心を引いてやみません。

日本でも秋田の修道院に、ファティマに出現したのと同じ聖母マリアが現れたことや前兆となる出来事があったことから考えると、日本も第三の予言と何らかの関係を持つ可能性があるといえるでしょう。

2019年現在、世界戦争が起きる可能性は高くはありませんが、複雑極まる国際情勢の中では何が起きるかわかりません。その意味ではファティマの予言をめぐる動向からは今後とも目が離せないでしょう。

天照大御神

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