1ページ 2ページ

牛頭天王とは? ユダヤと縁の深い八坂神社の守護神?

牛頭天王とは
牛頭天王とは
スピリチュアル

牛頭天王とは? 八坂神社に祀られる守護神

牛頭天王とは、京都にある八坂神社で祀られている神様で、神道と仏教が混じりあって生まれた習合神であるとされています。

牛頭天王は、仏教の神様としても知られていますが、日本神話に登場するスサノオと同一神でもあります。

また、薬師如来が姿を変えて現れた神であるともされています。

さらに、牛頭天王は厄除けの神様として有名ですが、そこにもいくつかの理由があります。

ここでは、そんな複雑な背景を持つ牛頭天王とそのご利益、そしてルーツについて、詳しくご紹介していきます。

牛頭天王はスサノオと同一視される存在

牛頭天王,スサノオ,同一視

牛頭天王はスサノオと同一人物?!

牛頭天王はスサノオノミコトと同一視され信仰されてきました。

牛頭天王はもともと仏教の神様としても知られていましたが、土着信仰や神道と入り混じり、スサノオと同一視され、同一神であるとされたのです。

牛頭天王は朝鮮半島から渡ってきた人々が日本に住み着き、新羅国の牛頭山信仰を持ち込んだことがきっかけで、日本に広まっていったと考えられています。

その過程で二つの神はだんだんと同一視されていったのです。

その理由は、牛頭天王とスサノオがどちらも疫病をはやらせる神、つまり疫病神であったからです。

また、どちらも気性の荒い神様として畏れられていました。

牛頭天王とスサノオは、似たような性質を持つ神様であったため、同一視されて信仰が広まっていったのです。

また、薬師如来が神様となって現れた姿が牛頭天王であるともされています。

明治以前、日本古来の神道とインド発祥の仏教は非常に密接な関係にありました。神と仏はとても近い存在として敬われていたのです。

そのような流れから、日本には神仏習合という考えがあります。仏や菩薩は神様に姿を変えて人々の前に現れると考えられていたのです。

牛頭天王の本来の姿である薬師如来は、人々の病気を治し安楽をもたらす仏として信仰されています。

牛頭天王が「疫病を司る神様」である内容は次の章で触れますが、同じく病気に関わる薬師如来とつながりが生まれたのでしょう。

今日でも、牛頭天王と薬師如来は人々に健康と平和をもたらす存在として共に信仰されています。

牛頭天王は八坂神社の守護神

牛頭天王,八坂神社,祇園祭

牛頭天王が守護神の八坂神社と祇園祭

牛頭天王を祀る八坂神社は、もともと祇園神社という名前でした。明治時代の神仏分離令によって八坂神社と名前が改められたのです。

祇園という名前は祇園精舎から来ています。祇園精舎とはインドにある寺院の名前で、釈迦はここで説法を行っていました。

その祇園精舎の守護神が牛頭天王なのです。祇園精舎の守護神である牛頭天王を祀る神社であるということから、祇園神社という名前がつけられたのです。

また、牛頭天王とスサノオに対する信仰は祇園信仰と呼ばれています。この名称も祇園精舎に由来するのです。

歴史ある八坂神社の守護神が牛頭天王であることは既にご紹介しましたが、その歴史は西暦656年までさかのぼると言われています。

祇園信仰に基づく祇園祭も同様に古い歴史を持っています。869年に全国で流行した疫病を牛頭天王の祟りであるとして、牛頭天王を祀り疫病退散を願ったのが始まりであるとされています。

それ以来、現在にいたるまで、祇園祭は盛大なお祭りとして続けられています。

このように、日本では疫病や災害をもたらすと神ほど手厚く祀られています。

それは不幸をもたらす神様であっても、丁重に扱い怒りを鎮めてもらえれば、疫病や災害は去り、平和が訪れると信じられているからです。

さらに、災厄や疫病を司る神様は非常に力が強いので、そのような力強い神様に守護してもらえれば、不安は消え去ると考えられているのです。

だからこそ、祇園祭は非常に長く大がかりな祭りであり、八坂神社も権威ある神社として成長していきました。

牛頭天王のご利益は?

牛頭天王のご利益はなんといっても厄払いです。牛頭天王は厄や疫病をはやらせる神様ですが、丁重に祀ることで逆に厄を遠ざけ、守護してくれる神様です。

また、牛頭天王は荒々しくやんちゃな神様であると言われています。多くの乱暴を働き、神々が住まう高天原を追い出されたスサノオと、似た性質を持つ神様なのです。

なので、元気がない人や心身が弱っている人にとっては、良い変化をもたらしてくれるでしょう。

牛王天王は生命力あふれるエネルギッシュな神様だからです。

牛頭天王を敬えば、その力強さの恩恵を得ることができるでしょう。

牛頭天王の真言の効果

牛頭天王の真言の効果

牛頭天王の真言の効果

真言とは、真実の言葉という意味で、仏や菩薩の教えが込められた呪文のことを指します。

仏や菩薩が教える真実や宇宙の秘密が真言という形で表現されているのです。密教は、この真言を唱えることで悟りを目指す宗教なので、非常に真言を大切にします。

仏や菩薩・神にはそれぞれの教えや、それぞれに対する願いが込められた真言があります。それらは唱えるとさまざまな効果をもたらします。

牛頭天王の真言は、「オン ハラレイキャ ゴズ デイバ セイガンズイキエンメイ ソワカ」です。

意味は、「牛頭天王様、人の喜びを見て自分も喜べるようにしてください。寿命をのばしてください。牛頭天王様に誓いを立て、これらが成就するように願います。」という意味の呪文です。

牛頭天王の真言は、願いを込めて唱えることで、人の喜びを自分のことのように喜べる豊かな精神を得ることができるのです。そして、健康で長生きするというご利益も得ることができます。

心に余裕がなくなっている人や、無病息災を願う人は、ぜひ、精神を統一して真言を唱えてみてください。きっと良い効果が得られるはずです。

牛頭天王信仰のルーツ

牛頭天王信仰のルーツ

牛頭天王のルーツをユダヤ教に求める説も

牛頭天王のルーツが一体どこにあるのかということは、未だはっきりと判明していません。インドや中国、韓国などであるとも言われています。

また、ユダヤ教にそのルーツがあるという説もあります。

牛頭天王は、本来インドにある祇園精舎の守護神であるとされています。しかし、それも一説に過ぎず、本当にインドで守護神として信仰されていたのか、ということには疑問が残っています。

祇園精舎の守護神であったということは、牛頭天王が日本に伝来してから定着したものであるとも言われているからです。

牛頭天王は、日本には朝鮮半島から伝来してきたと言われています。

朝鮮半島の牛頭山という山に対する信仰が牛頭天王という神を生み出し、日本にも伝わったのだ、という説があり、この説は最も有力な説であるとされています。

牛頭山は熱病に効く草花が生えていることで有名な山で、そこから疫病に関する神として牛頭天王が生まれたのです。

また、牛頭天王のルーツをユダヤ教に求める説もあります。古代、ユダヤ教を信仰していたイスラエル人たちには、牛の頭を尊ぶ習慣があったのです。

イスラエル人の多くが、北イスラエル王国が滅亡する際に、アジアへ向かって移動しました。そのときに、日本にもイスラエル人が訪れ、牛頭信仰が持ち込まれたと考えられるのです。

このように、牛頭天王のルーツには諸説あり、非常に謎の多い、神秘的な神様なのです。