1ページ 2ページ

瀬織津姫とは?封印された女神?ニギハヤヒとの関係や封印の理由を解説

封印された女神 瀬織津姫
封印された女神 瀬織津姫
日本神道

瀬織津姫とは? 神道の大祓詞に登場する龍神

瀬織津姫 イラスト

瀬織津姫 イラスト

瀬織津姫(せおりつひめ)は、神道の大祓詞(おおはらえのことば)という、祭祀(さいし)に用いられる祝詞の一つに登場する神様です。瀬織津姫は、「瀬織津比咩」や「瀬織津比売」または「瀬織津媛」と表記されている場合もあります。ただ、瀬織津姫は、日本最古の歴史書である古事記や、奈良時代に成立した最古の公式歴史書である日本書紀には登場していません。

大祓詞(おおはらえのことば)で罪穢れを祓う!祝詞の意味や効果について解説!

2017.09.24

龍神として祀られる瀬織津姫

瀬織津姫は海の神

瀬織津姫は海の神

滝や湖などの御神体が瀬織津姫として祀られていることが多く、九州以南では海の神様とされています。罪や穢れなどの不浄を祓う役目を司る神(祓戸大神:はらえどのおおかみ)の四神うちの一柱で、祓い清めの女神とされています。人間に宿る罪や穢れを、海や川の水の勢いや速さで清めると言われています。水に縁が深い神であることから瀬織津姫は龍神であるという説が強く、現代のオラクルカードなどで龍とともに描かれることが多いのはそのためです。

瀬織津姫が登場する『秀真伝(ホツマツタヱ)』

瀬織津姫は『秀真伝(ホツマツタヱ)』に登場します。『秀真伝(ホツマツタヱ)』では、瀬織津姫は天照大神の皇后(妻)とされています。ただし、『秀真伝(ホツマツタヱ)』では、瀬織津姫は「瀬織津穂乃子」と記されており、瀬織津姫と同一かは定かではありません。また、『秀真伝(ホツマツタヱ)』自体も真偽が問われているおり、その信憑性は確実なものではありません。

ホツマツタエでは天照は男神
瀬織津姫は天照大神の妻とありますが、実はホツマツタエなどでは天照大神は女神ではなく、「アマテル」という男神として記述されています。この辺りは諸説あるのですが、当時、天皇を頂点とした中央集権化を推進していた持統天皇という女帝が、自らの権力の正当性を示すために神話を大幅に改変し、古事記で書かれているようなストーリーに仕立てました。それまでは伊勢神宮で祀られていた天照(アマテル)と瀬織津姫の2柱は、持統天皇以降は引き離され、瀬織津姫は封印されてしまうことになってしまいます。

ホツマツタエとは?神代文字の原文を読み解く!偽書についても解説

2018.04.18

瀬織津姫は全国の神社から封印された

瀬織津姫は全国の神社から封印された女神です。九州以南では、海の神様として祀られていますが、多くの神社では封印された女神とされています。その理由をこれから見てまいりましょう。

瀬織津姫の性質に理由がある

瀬織津姫は浄化の神様

瀬織津姫は浄化の神様

ホツマツタエを真とした場合、持統天皇の歴史編纂以降、天照は女神となり、瀬織津姫はその存在を隠されてしまいます。しかし、瀬織津姫が全国の神社から封印されたのは、瀬織津姫が宿している性質に理由があったからという説もあります。瀬織津姫は浄化の神様です。ただ、瀬織津姫の浄化の方法は、少々荒々しいのです。それも瀬織津姫の愛情なのですが、浄化作用を経験する人たちにとっては、瀬織津姫の浄化は天災や災厄としか受け取れません。その為、荒ぶる瀬織津姫を鎮めようと、全国の神社から封印されました。

瀬織津姫による浄化

瀬織津姫と自然災害

瀬織津姫と自然災害

瀬織津姫が行なわれる浄化の最も大きいものは、自然災害です。特に日本は地震大国です。この地震は瀬織津姫による浄化だとされています。これは日本におけるエネルギーのバランスが悪くなってしまったり、良くないエネルギーが満ち溢れたりすると、それを一気に浄化する為、瀬織津姫が地震を起こされます。瀬織津姫が起こす地震は大地震になります。ですから、当然、亡くなる方もいらっしゃいます。瀬織津姫が起こす地震で亡くなった方も、これは瀬織津姫の愛情なのだとされています。

その他にも台風や火山の噴火、津波も瀬織津姫の浄化とされています。これらも、日本のエネルギーバランスや、良くないエネルギーが溜まってしまった為です。それらが人間に及ぼす悪い影響から、人間を守りたいという、瀬織津姫の愛情が、台風や火山の噴火、津波などを引き起こします。

瀬織津姫は愛情深い女神

瀬織津姫は大変人間を愛していらっしゃいます。地球に立ち込める良くないエネルギーや、全体のエネルギーバランスが崩れるのは、すべては人間が自らそのような状態を作り出しています。この事実に瀬織津姫は大変心を痛めていらっしゃいます。エネルギーが人間に及ぼす影響は大変大きく、良くないエネルギーが更に増えてしまったり、エネルギーバランスが更に大きく崩れると、人間はその状況で大変苦労をすることを、瀬織津姫はご存知です。その状況から人間を救い出したいという瀬織津姫の深い愛が、大きな自然災害を引き起こしてしまうのです。