カラスに秘められたスピリチュアル的意味とは?

カラスのイメージといえばどんなものを思い浮かべるでしょうか?死の象徴・不吉な存在ととらえられる半面たいへん頭の良い鳥としても知られています。日本神話の時代には神の使いとされていたカラス。そんなカラスがもたらすスピリチュアルな意味についてご紹介していきます。
スピリチュアル的に陽のエネルギーを持つカラス
不吉なイメージで語られることの多いカラスですが、スピリチュアル的には陽のエネルギーを持つ鳥として考えられています。
日本の「古事記」「日本書紀」を始め、北欧神話では主神オーディンの斥候として活躍。ギリシア神話において太陽神アポロンの傍に仕え、古代エジプトや中国では太陽の鳥とされるなど、世界中で神の近くに位置し、陽のエネルギーに満たされた存在であるとされていました。
カラスの由来は八咫烏(ヤタガラス)
日本サッカー代表のエンブレムとしてすっかり有名になった「八咫烏」。カラスが日本の歴史に姿を現れたのは、八咫烏が神の使いとして日本神話に登場したときからです。神武天皇の東征のおり、熊野から大和までの道案内をするために遣わされました。重要な役割を果たした八咫烏は「導きの神鳥」として信仰の対象にもなっており、熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」では八咫烏が祀られています。
吉兆をもたらす八咫烏が神の使いとして神聖視されていたこともあり、縁起の良いカラスは人々に親しまれる身近な存在であったようです。
カラスが現れる意味
古くはカラスが魂を運ぶと考えられていたこともあり、天からのメッセンジャーとしての役割を担っていると考えられてきました。そのためカラスが目の前に現れた時には、スピリチュアルなメッセージを受けているといわれています。
カラスが現れた時には、自身はもちろん友人や家族といった周りにも目を向けてみましょう。天がカラスを通じて予兆や啓示を与えてくれているのかもしれません。
空飛ぶカラスが気になる時の意味
空飛ぶカラスが気になる時は、「今までとは違う新しい世界にチャレンジしなさい」という成長を促すメッセージだといわれています。人生を見つめ直し、新たな世界への一歩を踏み出す勇気を持てるよう、力強く後押ししてくれているのでしょう。
神社仏閣でカラスを見た時の意味
神社仏閣で見るカラスは歓迎のあかしであるといわれています。神社仏閣を訪れた時に起きる歓迎のサイン呼ばれるものがいくつかありますが、その中に動物に出会うというものがあります。犬や猫、鳥、昆虫ということもあるようです。
鳥は前にしか進めないこともあり、前進することを意味していると考えられています。ましてカラスは八咫烏に代表される神の使い。神社仏閣でカラスを見たということは、未来に向けて前向きに進んでいくことが出来るのではないでしょうか。
カラスの羽の持つ意味
カラスの羽には「強力な守護」という意味が込められています。羽を拾った人は天からの守護を受け、陽のエネルギーに満たされます。これはカラスの羽を通して「あなたの秘められた力を発揮しなさい」というスピリチュアルなメッセージが届けられたということでもあります。仕事でも家庭でもいかんなくパワーが発揮出来る時なのかもしれません。
実は幸運の象徴だったカラス
今でこそ不吉な存在として見られがちなカラスですが、本来カラスは神の使いとして吉兆をもたらす幸運の象徴でした。神秘的ともいえるその姿は、数かずの神話の中に見ることが出来ます。
もしもカラスを見かける機会があったなら、カラスを怖がるのではなく出会えたことを喜んでみましょう。「導きの神鳥」はあなたを守護し、幸運をもたらしてくれるかもしれません。

編集部

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