呪い返しとは?神社や藁人形、呪文を使った方法を解説

呪い返しとは一体どんなものなのか。受けてしまった呪いの返しのやり方、呪文や形代を使った方法、神社でもらうパワーや普段の心構えや気を付けることを解説し、ご自分がかけた呪いが返された場合の対処法もご紹介しています。呪いは受けてしまっても慌てずに対応してください。通常の日常を取り戻すためのヒントをお教えいたします。
呪い返しの意味
原因不明の体調不良が続く、身の回りで次々と不幸が起こり怪我や事故が続くようであれば、それは誰かの呪いによってもたらされた結果かもしれません。
このように、知らぬ間に受けてしまった呪いを解消することを「呪い返し」と言います。
呪い返しにはいくつか方法がありまして、大きく分けると「呪い以上のパワーで跳ね返す方法」、「紙人形などに移す方法」、「そのまま相手に戻す方法」の3つです。簡単なものから、少し手の込んだものまであります。次の章では具体的な呪い返しの方法をご紹介します。
呪い返しとは?
- 知らぬ間に受けてしまった呪いを解消すること。
- 呪い返しの方法は、「跳ね返す」、「移す」、「相手に戻す」の3つ。
呪い返しの方法
呪い返しの中でも一般的な方法をご紹介していきます。
神社で行う呪い返し
神社で行われる呪い返しは、ご祈祷や護符によって、かけられた呪いを上回る力で跳ね返し(呪いの解消、呪いの削除)ます。
神社には縁切り神社などもありますが、もとは縁結びのご利益が高い神社がそう呼ばれるようになりました。
縁結びとは、災いや悪縁を断ち切り、良い縁を引き寄せることなのです。
【貴船神社】
貴船神社は、元々縁結び信仰の神社です。今でも若いカップルでの参拝が多く、結婚や良縁を望む男女が訪れる有名神社ですね。「縁切り神社」、「呪詛の神」としても有名です。
【晴明神社】
晴明神社は平安時代の京都で活躍した陰陽師安倍晴明を祀った神社です。その強力なお力をいただいて、負の呪いパワーを跳ね返しましょう。
【豊川稲荷東京別院】
豊川稲荷東京別院は、境内の奥に縁切り、縁除けの守護神である『稲荷尊天』様がいらっしゃいます。稲荷尊天様は、地相、家相、方位、厄などの全ての悪縁を取り除いてくれる有難い神様です。
ポイント
- 悪縁は縁切り神社に行って神様に絶っていただき良縁を引き寄せましょう。
形代を使う呪い返し
形代とは、白い紙を人型に切った(陰陽師の式神みたいな形ですね)神霊や生霊を宿すための依代の一種です。人型の依代というと藁人形も思い浮かびますが、形代や形代雛は呪いによる負のパワーをあなたの身代わりになって受けてくれる紙人形なのです。
【形代を使った呪い返しの手順】
- 表面には【秘符】と書き、形代は神様の力を持つ護符になります。
- 裏面には【自分の年齢と性別】を書きます。
- 「オンバジラギニ ハラジハタヤ ソワカ」と100回唱えます。
- この紙を別紙に包んで完全に封をします。
- 封をした紙を今年の吉とされる方角にある、海か川に流します。
- 流した後は、どんなことがあっても振り返ってはいけません。
振り返らずに帰って、呪い返しはお終いです。
ポイント
- 形代を使った呪い返しとは、あなたの身代わりに呪いを受けてくれる秘符のことです。
呪文を唱える呪い返し
呪い返しに有効な呪文には「不動王生霊返し」があります。
本来、不動明王の真言は厄払いや、煩悩などを払う時に使うことが多いのですが、呪いをかけられてしまった場合にも使える強い真言があります。
不動明王様のお力を借りて、その呪いを相手にそのまま返してしまうという方法です。そのため、呪いをかけてきた相手を特定できている時にだけこの真言をお使い下さい。
今回ご紹介する呪文はとてもパワーが強く、どうしても、日常生活に支障をきたしている時に唱えて下さい。
むやみやたらに唱えてはいけません。気を付けてご使用下さい。
ポイント
- 不動王生霊返しの真言は、あなたに呪いをかけた相手が特定できている時にしか使えませんのでご注意ください。

編集部
呪い返しを防ぐ方法
「人を呪わば穴二つ。」という言葉の意味をご存知でしょうか。人を呪うときは、相手と自分のために墓穴を2つ掘っておく必要があるという意味です。
呪いとは振り子のような法則があり、呪った相手が呪いを受け取らなければ自分の元へ返ってくるものなのです。
失敗すると呪いをかけた本人が破滅や死を迎えます。
誰かに呪いをかけて自分だけが幸せになるということはないのです。
そこでこの章では、覚悟をした上で行ったはずの呪いが自分に戻ってきた時の対処法をご紹介します。
鏡に神域のパワーを宿らせる
鏡は魔を弾く道具としてよく使われます。この鏡の効果を更に高める方法で身を護ります。
神社は神の神域です。
そこで神様のパワーを分けていただきましょう。
- 丸い鏡を用意してください。
- その鏡を神社の手水の洗い場で洗い清めて、布に包んで持ち歩きます。
- 常に持ち歩くことで呪詛を跳ね返します。
【注意】鏡を清める時間は必ず、日のある時間帯にして下さい。
焼き塩で結界を張る
焼き塩は普通の粗塩を使うよりも、より強い清めの効果を発揮します。
強い結界を張って魔物の侵入を防いでくれます。
- 粗塩を用意します。
- 粗塩を一掴みし、フライパンで満遍なく焼きます。
- 少し茶色になったところで、火を止めて、粗熱をとります。
- 粗熱の取れた塩を白い器に移して部屋の四隅に置いたり、半紙に包んで持ち歩いたりします。
翌日、効果のなくなった塩はそのままゴミ箱に処分して大丈夫です。
【注意①】焼き塩は作り置きができません、その都度作ります。効果は1日でなくなります。
【注意②】焼いているのにいつまでも白いまま、もしくは真っ黒になった場合は、その塩を捨てて必ず作り直して下さい。
ポイント
- 丸い鏡や焼き塩を使って身を守りましょう。

編集部
呪い返しについてまとめ
呪い返しの方法をご紹介してきました。実践するときは注意事項を把握し、真剣な気持ちを込めて行って下さいね。
恨む気持ちを抱えた生き方、恨みを買うような生き方をしないように、日頃から人の気持ちを思いやる言動を心掛けていきたいですね。
誰でも間違いは起こしますし、感情にまかせてしまう事もありますが、そんな時は一歩離れてみて、相手には今、余裕がないのだなという思いやりと人を許すという心を持って下さい。そして人の良いところを探してみる人生に変えましょう。
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