蛾が持つスピリチュアルメッセージ
蛾を目撃した人がはっと息をのんだり、思わず眉をひそめたりすることがあります。昼に楽しげに舞う蝶と、闇夜にまぎれて活動する蛾、同じ鱗翅(りんし)目の仲間でも印象がだいぶちがうようです。あなたは蛾を好きですか。
「虫の知らせ」という慣用句があるほど、虫は霊的・スピリチュアルな存在で、なにかのメッセージを運んでくるといいます。蝶やテントウムシが幸運を招くという話は聞いたことがあるし納得できる、でも蛾にそんな神秘的な力があるとは思えないかもしれません。
ところが、蛾は霊的に高い波動をもつとされる虫なのです。どちらも幼虫からさなぎや繭(まゆ)の時期を経て成虫になります。その変貌が劇的なため、蝶や蛾がもたらすメッセージには再生や生まれ変わりというものも含みます。
ポイント
- ・蛾が持つスピリチュアルなメッセージには再生や生まれ変わりというものが含まれる
蛾をみたとき考えるべきこと
スピリチュアルな観点で考えると、蛾はよいオーラをもつ人に集まりやすい虫ですが、残念なことに蝶ほど縁起がよいメッセンジャーではありません。一匹ならともかく、わらわらと複数の蛾がいた場合、逆にマイナスのメッセージが指摘されます。アリやハチ、ハエと同様に、運気の悪い虫と呼ばれもします。ちなみに運気がよい虫の代表は蝶やトンボ、セミです。
夏の夜、誘蛾灯などに引き寄せられて身を焦がす哀れな虫、「飛んで火にいる夏の虫」とは蛾のことです。光に向かうこの特性が無謀で思慮が足りないことから、蛾を象徴する言葉には、変容や嫉妬、好奇心、誤解などが使われます。
もし蛾を見つけたら、蛾が送ってくるメッセージはよいとは限りませんが、そこにはスピリチュアルな意味があると考えてみてください。なぜなら、蛾の姿をみとがめたということは、ひょっとしたら、あなたも蛾と同じように自分の状況を見失っている可能性があるからです。蛾は、我が身を通してあなたの危機を教えてくれているかもしれないのです。
ポイント
- 蛾を見たのは、あなたが自分自身の状況を見失っていることのスピリチュアルなサインかもしれない
白い蛾のスピリチュアルな意味
白い蛾には他の蛾と違い、ポジティブな意味が込められています。
夢に登場する蛾にもさまざまな意味が込められます。白い蛾を夢にみたら、運気が上がり、恋愛をはじめ万事がトントン拍子に運ぶという幸運に恵まれるとされます。まさに吉夢です。
大きい蛾や小さい蛾、大群の蛾は家族や自分に降りかかるトラブルを暗示します。さらに、蛾を追い払った夢、蛾が逃げ去った夢ならばそれらの障害は消えるわけですから、運気の好転が期待されるのです。
当然、蛾の色にも意味があり、白い蛾と対照的に黒い蛾は不吉のしるし、緑色なら調和、灰色なら挫折を表します。くすんだ色より明るい色が開運につながるのは言うまでもありません。
ポイント
白い蛾は幸運の証
夢の中だけでなく白い蛾は吉兆の証、そもそも白自体が成功や純潔を象徴する神聖な色なのです。
海外では、たそがれどきに飛んでくる白い蛾を幸運の運び手とみなしました。ときには、蛾の姿を将来受け取る手紙と重ね合わせ、大きい蛾なら長い手紙、蛾の旋回する回数によってはがきか封書か小包かと占ったのです。
白い蛾は死の前兆を告げるとする言い伝えもありますが、死は魂を解放してくれるもの、だから、蛾のお告げを忌むべきものとは考えませんでした。
白い蛾のスピリチュアルなポイント
- 白い蛾は幸運の証
- 白い蛾は魂を解放する象徴
蛾のスピリチュアルな意味まとめ
日々の生活で間違った思い込みをする、人から知らない間に嫉妬されている、そんなことが起きます。きっかけはささやかでもつまずきの原因となり、次第に物事がうまくいかなることも。
蛾の姿をみかけたとき、好き嫌いとは別に蛾にうとましさや嫌な感覚を覚えたら、それが蛾からのサインかもしれません。自分や周りの状況を見直すきっかけにしましょう。その結果、よい方向転換ができて、運気も向上します。
蛾は現実でも夢でも心を映す鏡、あなたに変化をうながすメッセンジャーの働きをしてくれます。
蝶や蛾の波動は高い