1ページ 2ページ

人間無骨とは?和泉守兼定作の十文字槍の意味や逸話について知ろう

人間無骨, 槍, とは, 逸話, 画像, 意味, 由来
人間無骨とは?和泉守兼定作の十文字槍の意味や逸話について知ろう
名刀

人間無骨とは? 和泉守兼定作の十文字槍

人間無骨,和泉守兼定,十文字,槍

人間無骨とは? 和泉守兼定作の十文字槍

人間無骨(にんげんむこつ)」とは、戦国時代、織田信長に仕えた武将「森長可(もり ながよし)」の愛槍の名前です。
刀匠二代目和泉守兼定(いずみのかみ かねさだ)が手がけたこの槍は、穂先部分が十字になっている十文字槍で、表と裏に「人間」と「無骨」の文字が刻まれていることからこの名前が付けられました。
「和泉守兼定」の名前と技術は弟子に受け継がれていきましたが、之定(のさだ)とも呼ばれる2代目和泉守兼定は歴代で最も優れた刀匠として有名です。
名匠の作った十文字槍「人間無骨」を振るった森長可は、敵将にはもちろん、主君の織田信長にも勇ましくも恐ろしい戦いぶりを恐れられたと言われています。
槍は、戦国時代には刀と同様に欠かせない武器でした。
まずは十文字槍「人間無骨」がどのようなものなのかを大きさや形から順に説明していきます。

編集部
日本の名刀に興味のある方はこちらの記事もおすすめです!

天下五剣とはー日本の名刀5振を画像付きで解説!

2018.08.29

人間無骨の大きさ

人間無骨,大きさ

人間無骨の大きさ

十文字槍「人間無骨」の大きさは、刃の部分が長さ約38.5cm、横幅約35.2cmです。そこに持ち手である茎がつきます。
刃は付け根の部分で3つに分かれ、真ん中が一番長く、左右に分かれた両サイドの刃は切っ先方向にカーブした、上鎌十文字槍と呼ばれる形状をしています。
この形の槍は、「突けば槍、払えば薙刀、引けば鎌」という言葉が残っているように、使い方によって3つの性能を発揮する便利な機能があったのです。

ポイント

  • 十文字槍「人間無骨」は刀匠二代目和泉守兼定(いずみのかみ かねさだ)が手がけ、武将森長可の愛槍です。
  • 十文字槍「人間無骨」は上鎌十文字槍と呼ばれる形状で、使い方によって「突けば槍、払えば薙刀、引けば鎌」3つの性能を兼ね備えていました。

人間無骨の由来、意味とは?

人間無骨,由来,意味,とは

人間無骨の由来、意味とは?

刀匠二代目和泉守兼定が手掛けた十文字槍が「人間無骨」と呼ばれる由来は、十文字槍の刃があまりに鋭利で、人間」がまるで「骨が無い」くらい簡単に切れてしまうことから、槍に刻印された文字と同様の名前で呼ばれるようになったのです。

十文字槍「人間無骨」の切れ味がいかに良いものであったかの逸話は現代にも残されています。
あるとき十文字槍「人間無骨」の持ち主であった森長可が、敵の首を槍先に刺したまま石突を地面に突き立てたところ、首は刃を突き抜け、そのまま茎を通り抜けて地面に落ちてしまったのです。
頭蓋骨すら通り抜けてしまう刃の鋭さを生み出した職人の技術には脱帽ですね。

ポイント

  • 刃の表と裏に「人間」と「無骨」が彫刻されていたからです。
  • もう一つの由来は、刃あまりに鋭利で「人間」がまるで「骨が無い」くらい簡単に切れてしまったからです。

人間無骨の逸話

人間無骨,逸話

人間無骨の逸話

十文字槍「人間無骨」がその威力を発揮できたのは、それを使う強者がいたからです。
特に「鬼武蔵(おにむさし)」と呼ばれた武将「森長可」は、十文字槍「人間無骨」を使って戦った逸話がいくつも残されています。そのうちの2つをご紹介していきます。

初陣

初陣

初陣

十文字槍「人間無骨」が初めて戦場に現われたのは、森長可が15歳で初陣した伊勢長島の一向一揆でした。そこで森長可が挙げた首級の数は27級。初陣で驚くべき功績を挙げ、さらには主将織田信長からの賞賛も受けたのです。それからというもの、森長可は死ぬまで十文字槍「人間無骨」と共に戦に出陣し続けました。

当たりすぎると評判の電話占い