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「勧請」とは?仏教に由来する神道用語の意味について解説します

「勧請」とは?仏教に由来する神道用語の意味について解説します

「勧請(かんじょう)」とは仏陀に請い願うときに用いられる仏教用語ですが、日本では神仏習合の歴史を経る中で、神道の用語として独特な広がり方をしました。勧請されて全国に浸透した神社の隆盛からは、ご利益を求める人々の営みがうかがい知れます。この記事では仏教と神道によって勧請の意味や由来の違いを詳しくご紹介します。

    「勧請」とはどんな意味?

    熊野三山から勧請

    あなたの暮らす町にもおそらく稲荷神社はあるでしょう。

    お稲荷様と愛称され、全国津々浦々、比較的どこでもよく見られる神社ですが、全ての稲荷神社の元(本源)はひとつ、伏見稲荷大社から勧請されたものなのです。

    実は「勧請(かんじょう)」は仏教に由来した言葉で、神道と仏教では意味が異なります。

    神道における勧請の意味

    総本社や総本宮から分霊された神社を分社や今宮と呼びます。

    総本社や総本宮から分霊された神社を分社や今宮と呼びます。

    寺社には祀(まつ)られているそれぞれの神仏がいます。神道では、その祭神を他の土地に分霊として迎えて祀ることを勧請といいます

    元の神社を総本社や総本宮、分霊された神社を分社や今宮と呼びます。

    総本社と分社、どちらの神様もパワーは変わりません。

    仏教における勧請の意味

    釈迦に請い願う

    勧請」は仏教を由来にした言葉です。

    『いつまでもこの世で法を説いて衆生を救ってください』と、仏陀に請い願うこと(転法論請仏往世)を意味しています。

    法要の場に仏陀の霊を招請するため読誦(どくじゅ:声に出してお経を読むこと)する場合にも「勧請」を使います。

    また、「梵天(ぼんてん)勧請」という表現があります。

    仏陀が悟りを開いたとき、世界を創造、支配する神のブラフマン(梵天)が、すべての衆生のために説法をするようにと仏陀に勧めたといいます。

    勧請の由来

    天神の祭神は菅原道真

    神仏を他の神社に移す勧請はどのようにして始まったのでしょうか。

    八百万(やおよろず)の神を信仰する神道は、古来、祖先神や氏族の神、土地の神などを祀ってきました。

    しかし、6世紀に仏教が伝来すると、仏教と調和する神仏習合の道を選びます。

    九州の宇和八幡宮は全国の神社に先駆け、仏教と提携して八幡大菩薩の号を得ました。

    もともと神威(しんい:神の威力)が高いこともあって、これを機に、八幡大菩薩は各地から請われます。さらに、鎌倉幕府を開いた源頼朝も氏神として宇和八幡宮から鶴岡八幡宮を勧請し、御家人たちも領地内に守護神として置いたため、全国に八幡神社が広がりました。

    これまで地元の氏神を祀り、五穀豊穣など地域の繁栄を願っていた人々の意識が変化します。

    個人の救済現世のご利益に目覚め、霊験あらたかな神様を迎えることを望むようになります。

    京都・北野天満宮、北九州・太宰府天満宮は菅原道真の霊を慰める目的で建てられ、やがて学問の守護神、天神様として天神社が全国に分布されていきました。

    ポイント

    • 効験(こうけん:効力)のある社寺が御家人の領地に分霊されました。
    • ご利益を求めて霊威(れいい:不思議な力)ある神が各地に迎えられました。
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