LINE友達追加で開運待ち受け画像をプレゼント!

「勧請」とは?仏教に由来する神道用語の意味について解説します

「勧請」とは?仏教に由来する神道用語の意味について解説します

「勧請(かんじょう)」とは仏陀に請い願うときに用いられる仏教用語ですが、日本では神仏習合の歴史を経る中で、神道の用語として独特な広がり方をしました。勧請されて全国に浸透した神社の隆盛からは、ご利益を求める人々の営みがうかがい知れます。この記事では仏教と神道によって勧請の意味や由来の違いを詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「勧請」とはどんな意味?
  2. 2.勧請の由来
  3. 3.勧請の例
  4. 4.勧請についてまとめ

「勧請」とはどんな意味?

熊野三山から勧請

勧請(かんじょう)」とは仏教に由来した言葉で、神道と仏教とでそれぞれ異なる意味を持ちます。

そして、お稲荷様と愛称され、全国津々浦々、比較的どこでもよく見られる稲荷神社ですが、全ての稲荷神社の元(本源)はひとつ、伏見稲荷大社から勧請されたものなのです。

仏教における勧請の意味

釈迦に請い願う

勧請」は仏教を由来にした言葉です。

『いつまでもこの世で法を説いて衆生を救ってください』と、仏陀に請い願うこと(転法論請仏往世)を意味しています。

法要の場に仏陀の霊を招請するため読誦(どくじゅ:声に出してお経を読むこと)する場合にも「勧請」を使います。

また、「梵天(ぼんてん)勧請」という表現があります。

仏陀が悟りを開いたとき、世界を創造、支配する神のブラフマン(梵天)が、すべての衆生のために説法をするようにと仏陀に勧めたといいます。

神道における勧請の意味

総本社や総本宮から分霊された神社を分社や今宮と呼びます。

総本社や総本宮から分霊された神社を分社や今宮と呼びます。

寺社には祀(まつ)られているそれぞれの神仏がいます。神道では、その祭神を他の土地に分霊として迎えて祀ることを勧請といいます

元の神社を総本社や総本宮、分霊された神社を分社や今宮と呼びます。

総本社と分社、どちらの神様もパワーは変わりません。

わかりやすい例ですが、

「うちの地域でも、ぜひ神様をおまつりさせていただきたい」と思った人たちが「勧請(かんじょう)」つまり、もとの神社にお願いして神様の分霊(わけみたま)に来ていただき、希望の場所におまつりする。

そうやって同じ名前をもつことになった神社グループがたくさんあります。たとえば

  • “八幡さま”→「〜〜八幡宮」「〜〜八幡神社」
  • “お伊勢さま ”→「〜〜神明神社」「〜皇大神宮」「〜天祖神社」
  • “熊野さま”→「〜〜熊野神社」
  • “お稲荷さん”→「〜〜稲荷神社」
などがそうです。

同じ名前のような神社が多いなあという謎は、こういったことでした。
 

勧請の由来

天神の祭神は菅原道真

神仏を他の神社に移す勧請はどのようにして始まったのでしょうか。

八百万(やおよろず)の神を信仰する神道は、古来、祖先神や氏族の神、土地の神などを祀ってきました。

しかし、6世紀に仏教が伝来すると、仏教と調和する神仏習合の道を選びます。

九州の宇和八幡宮は全国の神社に先駆け、仏教と提携して八幡大菩薩の号を得ました。

もともと神威(しんい:神の威力)が高いこともあって、これを機に、八幡大菩薩は各地から請われます。さらに、鎌倉幕府を開いた源頼朝も氏神として宇和八幡宮から鶴岡八幡宮を勧請し、御家人たちも領地内に守護神として置いたため、全国に八幡神社が広がりました。

これまで地元の氏神を祀り、五穀豊穣など地域の繁栄を願っていた人々の意識が変化します。

個人の救済現世のご利益に目覚め、霊験あらたかな神様を迎えることを望むようになります。

京都・北野天満宮、北九州・太宰府天満宮は菅原道真の霊を慰める目的で建てられ、やがて学問の守護神、天神様として天神社が全国に分布されていきました。

ポイント

  • 効験(こうけん:効力)のある社寺が御家人の領地に分霊されました。
  • ご利益を求めて霊威(れいい:不思議な力)ある神が各地に迎えられました。

勧請の歴史

最も古いものと考えられるのに宮城県の竹駒神社(弘仁年中810~824=小野篁公が勧請)や岩手県の志和稲荷神社(天喜5年=1057源頼義、義家が勧請)などがあります。

江戸時代の寛政4年(1792)2月、奉行所より「正一位稲荷大明神神体勧請は、本社以外の他所の者が行ってもさしつかえはありますまいか。それというのもこのたび大北山百姓・善四郎という者の藪に、きつねの窟ができているのを見つけて、土御門家弟子・今村頼母という者が、“正一位豊浦稲荷大明神”を勧請して遣わしたということなので、不審に思ってまず本社に様子をうかがう」と当社祠官宛に連絡がありました。

この照会を受けて、当時の正官五人を含む祠官全員が「一社総集合」を開き、次のような回答書を書き、翌日役所に持参、以降この見解が正当なものとして広く取りあげられるところとなりました。

「稲荷大明神正一位神体勧請の儀は(中略)後鳥羽院建久5年(1194)12月2日行幸のみぎり、『当社は五穀衣食の守護神にて、諸人に尊信せしむべきであって、信心の輩がその所々に鎮祭しているのは、当社の分神である。よって本社勧請の神体には“正一位”の神階を書加えて授くべき』旨勅許くだされましたので、その時以降社司たちは伝来の修法をもって、勧請相授けたのです。その修法は一子相伝であって、門弟等へ伝授したようなことはかつてなく、そのためみだりに他所より正一位神体勧請があったのでは、当社は甚ださしつかえると共に迷惑至極でございます。」(『稲荷社事実考証記』)

参照/伏見稲荷大社

次へ
【開運】2022年 あなたの気になる運勢は?
【開運】人生大吉 』では、2022年のあなたの運勢を徹底鑑定して、あなたに起こる良いことも悪いこともすべてを占い、開運へ導きます。

スピリチュアル鑑定師が1000文字を超える細かい鑑定結果メッセージで2022年の運勢を読み解き、迷うことなく幸せな未来を掴めるよう導いてくれます。

運勢をいち早く知りたい方はこの機会に無料で体験して下さい!

関連記事

人気の記事