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筮竹(ぜいちく)とは?易者も用いる当たる占いと使い方

筮竹(ぜいちく)とは?易者も用いる当たる占いと使い方

「筮竹(ぜいちく)」とは、易占で使われる竹製の棒のことです。「易占=筮竹占い」は、古代中国では国の重要決定をする際に使われていたほどで占術としてとても優れていました。何千年にもわたって行われている筮竹の占い方や方法を中心に、分かりやすく解説していきます。

    筮竹(ぜいちく)とは?細い竹棒を使った当たる占い

    中国,飾り

    古代中国からある易占

    「筮竹(ぜいちく)」とは、易占で使われる30cm程度の細い竹製の棒のことをいいます。つまり、「易占」というのは「筮竹を使った占い」のことをいいます。

    筮竹は50本一組で、操作しやすいように上は太く、下は細く作ってあります。本来は、蓍萩(めどはぎ)と呼ばれる植物が使われていました。100年経つと1本から100茎が生じるという伝承のある長命の多年生植物で、茎は直立しており高さは60~90cmにもなります。現在では、竹で代用されるようになりました。

    「筮」という字の中に「巫(みこ)」があるのは、巫に代わって筮が神と人との仲介をすることを表しています。古くは易(占)のことを「筮(めどぎ)」とも呼んでいました。

    易占は中国で古代からあり、歴代の皇帝が政治や軍事、後継者選びなど、国の行く末を左右する重大な選択をするときに行っていました。日本で一般的に流行したのは平安中期以降とされています。何千年にもわたって用いられてきたということは、易占が占術として優れている証拠であり、ゆえに「当たる」とされているのです。

    ポイント

    筮竹の使い方

    精神世界,赤い渦

    精神統一

    易者は、占術を始める前に筮竹の束でじゃらじゃらと音を奏で、心を無にして精神統一をはかります。そして、占いたい事柄を頭に浮かべて強く念じ、神とのつながりを意識して操作していくのです。手のひらと指を巧みに使い、片手で掴んだり、指で1本1本さばいたりします。

    ポイント

    筮竹の占い方や方法

    精神統一,陰と陽

    筮竹の占い方や方法

    ここでは、最も簡単な「略筮法」の手順をみていきたいと思います。
    【必要な道具】
    筮竹、算木(さんぎ)、筮筒(ぜいとう)、掛助器(けろくき)の4つが必要です。
    (*画像はあくまでもイメージです。手に入りやすい竹串で代用しています。)

    筮竹

    手順①

    ①50本の筮竹の下部を左手で軽く握ります。筮竹の真ん中あたりを右手でそっと支え額の上まで持っていき、占いたい事柄を頭に浮かべて精神統一をします。

    筮竹

    手順②

    ②50本ある筮竹から1本選び筮筒に入れておきます。この1本は「大極(たいきょく)」といい最後まで使いません。残り49本で占っていきます。大極とは、宇宙からの回答を受信するアンテナのような役割と解釈されることも多いです。

    筮竹

    手順③

    ③手元に残った49本の筮竹を強く握り扇状に開いていきます。扇状になった筮竹を無心の状態で右手を使い2つに分けます。

    筮竹

    手順④

    ④右手に持った筮竹は、いちど掛助器に掛け、その中から1本選び取ります。その取った1本は左手の薬指と小指の間に挟んでおきます。

    筮竹

    手順⑤

    ⑤次に、左手に持っている筮竹を8本ずつ取り出していきます。

    筮竹

    手順⑥

    ⑥最後に8で割り切れない数が残るので、そこに薬指と小指に挟んでいた1本を加えます。これが今回の掛です。

    この③~⑥の工程を2回繰り返し、「上掛(外掛)」と「下掛(内掛)」を得ます。

    3回目の操作では、「爻位(こうい)」を得ていきます。⑤の工程で、今度は6本ずつ取り出していきます。6で割り切れない数が残ったら、そこに薬指と小指に挟んでいた1本を加えます。
    こうして得た「上掛」「下掛」「爻位」の三つの組み合わせをみて占考していきます。

    筮竹占いは算木に記録する

    算木

    算木

    略筮法では3回筮竹を操作しますが、結果が出たその都度「算木(さんぎ)」というものに示していきます。

    算木とは、1.5cm角で長さ9cmぐらいの棒のことをいい、一組6本で構成されています。黒色の面は陽爻(ようこう)を表し、中央に溝を掘り赤色などで印をつけた面は陰爻(いんこう)を表すようになっています。本筮竹では18回も筮竹を操作しなければならなかったため、それを記憶するために考案されたと考えられています。

    ポイント

    • 易占のことを「八卦(はっけ)」とも言います。八卦とは、陰と陽を示す筮竹、算木(さんぎ)の組み合わせから得られる8種類の形のことをいい、この中の2種を組み合わせた六十四卦の形を見て占っていきます。すべてのものは陰と陽に分けられ、互いに対立し依存し合いながら万物を形成していると考えられ、その変化の過程を占い、吉凶や運勢の判断をしていきます。そもそもは、これから起こす行動の結果が吉と出るか凶と出るかを占うものでした。

    八卦で表す種類は以下の通りです。

    手元に残った数 読み方 自然現象
    乾(けん)
    兌(だ)
    離(り)
    震(しん)
    巽(そん)
    坎(かん)
    艮(ごん)
    坤(こん)

     

    六つの爻位・・・「初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻」の六つで表します。時間の変化、社会的地位、上下の位置関係、身体の部分、内から外への発展などを見ます。

    例えば、略筮法で行って得た結果が「上掛=乾、下掛=兌」だとすれば、以下のように表します。

    八卦,メモ

    算木での示し方

    このように、上掛、下掛を算木に示していくのです。

    ポイント

    筮竹占いについてまとめ

    「筮竹」とは、易占で使われる細い竹製の棒のことをいい、「易占=筮竹占い」のことを表しています。単なる道具としてではなく、神と人との仲介をするものとして考えられてきました。何千年にもわたって用いられてきたということは、それだけ占術として優れている証拠でもあり、古代の人々の知恵が集まっているものでもあるのです。筮竹に興味のある方はもちろん、そうでない方も「当たるも八卦当たらぬも八卦(占いは当たるときもあれば当たらないときもある。結果だけを気にする必要はない)」という気持ちで、まずは試してみてはいかがでしょうか。

    ライターメモ

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    編集部

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