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八百比丘尼とは?人魚の肉を食べた伝説の比丘尼の物語を解説

八百比丘尼とは?人魚の肉を食べた伝説の比丘尼の物語を解説

八百比丘尼は少女時代に人魚の肉を食べて不老長寿を得、800歳まで生きたという人物で、その伝説は全国各地に残ってます。ここでは八百比丘尼が不老長寿の力を得た経緯や、最期を迎えた地など八百比丘尼伝説の詳細とともに、他の人魚伝説もあわせてご紹介します。

    八百比丘尼とは?読み方は?

    八百比丘尼

    人魚の肉を食べた不老不死の少女

    八百比丘尼(やおびくに)とは、少女の頃に父親が持ち帰った人魚の肉を食べたために、若く美しいまま800年も生きた女性のことです。不老長寿ゆえに家族や知り合いは皆、先立ち、その後に出家して比丘尼になり諸国を遊行したと言われます。八百比丘尼の伝承は日本の広域(特に石川県、福井県、埼玉県、岐阜県、愛知県)に残っています。

    八百比丘尼の読み方は全国的に主に「やおびくに」ですが、福井県小浜市と福島県会津地方では「はっぴゃくびくに」、一部地域では「おびくに」とも読みます。

    また、八百比丘尼の別称として「白比丘尼」もあります。「白(しら)」は古語で「再生」の意味があります。

    比丘尼とはそもそも何?

    比丘尼(びくに)とは、尼、つまり出家した女性を指します。尼とは出家得度して尼寺で修行する女性のことですが、一方で民間の修験巫女を比丘尼と呼ぶこともありました。

    民間の巫女は修験の山伏と夫婦になり、託宣や祈祷を行っていましたが、この民間の巫女にも剃髪の風習が及び、その流れで比丘尼という呼称が広まりました。この修験巫女である比丘尼は諸国各地を遊行したため、八百比丘尼の伝承と結びついたと言われます。

    人魚の肉を食べた八百比丘尼の伝説

    人魚

    八百比丘尼の物語の概要

    平安時代、八百比丘尼は、若狭国(現在の福井県)の若狭国勢村(現在の小浜市)で暮らしていました。八百比丘尼は小さな頃から美しいと評判の娘だったそうです。ある日、村で一番の長者であった八百比丘尼の父親は不思議な男の招待を受け、男の屋敷へ出かけます。

    帰りに男から土産物として人魚の肉を渡され、八百比丘尼の父親は人魚の肉を家に持ち帰りました。食卓に人魚の肉を出された少女の頃の八百比丘尼は、人魚の肉のあまりの美味しさに完食してしまいます。その結果、不老長寿の力を得るのです。若く美しい八百比丘尼は結婚をしますが、夫だけが年老いて行き、八百比丘尼はいつまでも若い容貌のままでした。やがて夫は死に、八百比丘尼は結婚を繰り返します。200歳になっても美しい美貌を保つ八百比丘尼は、家族や友人、愛する人も誰もいない人生を悲嘆し、出家と諸国行脚を決意します。全国各地を遊行し、祈り、椿の木を植えて歩きました。

    晩年、若さの国に戻り神明神社(現在の小浜市)に仕えましたが、後に空印寺の洞窟にて入定し、その800年に渡る生涯の幕を閉じました。

    人魚の肉を食べると不老不死になれるという伝説

    人魚の肉を食べると不老不死になれるという伝説
    Photo byCatharina77

    「八百比丘尼」の他に人魚の肉を食べ不老不死になる伝説は複数あります韓国の浪奸(ナンガン)物語」、日本の律令制度外で生活をしていたアイヌ民族の民話です

    • 浪奸(ナンガン)物語

    漁夫をしていた李鏡殊(イ・ジンスウ)がある日、海上で美女(人型で人魚ではない)に誘われ、竜宮へ一日遊びに行きます。帰りに「食べると不老長寿になれる」という高麗人参のような形の土産を渡されます。よくわからないものに抵抗感を覚え、食べずに思い出の品として家に隠すことにしました。ところが、娘の浪奸(ナンガン)が土産を見つけ、口にしてしまいます。娘は成長すると素晴らしい美貌の持ち主となりましたが、結婚や子供には縁がないまま300歳となり、その後牡丹峰(韓国の平壌にある丘)に登ったきり行方がわからなくなったと言われています。

    • 【アイヌ民話】

    北海道の胆振湾に住む「アイヌソッキ」は上半身が人で下半身が魚の姿をしており、捕まえて食べると不老長寿になれると言われています。

    八百比丘尼と椿の伝説

    八百比丘尼と椿の伝説

    八尾比丘尼と椿の花

    八百比丘尼は生涯椿の花を愛し、特に白い椿の花が好きだったと言われています。八百比丘尼は諸国を行脚しその地を去る際、白い椿をその土地に植えたという伝承が残っています。北陸から東北地方の沿岸部には椿が群生している聖地が存在し、八百比丘尼の遊行伝説と関わりをもって語り継がれています。

    八尾比丘尼の洞窟

    八百比丘尼が入定した洞窟

    八百比丘尼は諸国行脚したのち故郷の若狭に戻り、青井の白玉椿山(神明神社)に庵を作ってしばらく暮らしたとされています。そして八百比丘尼が800歳になった時、現在の福井県小浜市の空印寺にある洞窟に入り、入定(高僧が死亡すること)したと言われています。この洞窟でお祈りをすると不思議な霊験があるとされ、長寿を祈るために参拝する人が絶えないそうです。

    編集部

    編集部

    八百比丘尼が過ごした空印時の本尊でもある馬頭観音をご紹介します!

    八尾比丘尼が登場する作品

    曲亭馬琴の南総里八犬伝

    八百比丘尼の伝承が登場する作品には井原西鶴作「西鶴織留」曲亭馬琴作「南総里八犬伝などの有名作の他に漫画でも見ることができます。2作品ご紹介します。

    手塚治虫「火の鳥」

    手塚治虫が描いた「火の鳥」では、八百比丘尼はどんな病でも治す事が出来ると評判な尼として登場します。

    【あらすじ】残忍な父親に女として生きる事を禁じられ、男として生きてきた主人公は、年老いて病気になった父親の治療を八百比丘尼に依頼します。依頼した理由は、治療にやってきた八百比丘尼を殺害し摺り替わる思惑があったからです。主人公は計画通り八百比丘尼を殺害し、父親から逃れ女として人生を始めようとするのですが、不思議な力が働いて八百比丘尼が暮らしていた寺に戻ってしまうのです。八百比丘尼の治療を受けようと沢山の村人が押し寄せ、主人公は止む無く八百比丘尼に変装し、病人たちを癒すことにしました。

    実は八百比丘尼が暮らしていた寺は時が閉ざされた世界にあり、主人公が殺害した八百比丘尼は未来の主人公自身だったというお話です。

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    火の鳥3 ヤマト・異形編 (角川文庫)

    高橋留美子の「人魚の森」

    人魚の森」は、高橋留美子が描いた「人魚シリーズ」3部作の中の一つです。八百比丘尼の登場はありませんが、人魚の肉を食べ500年生きている主人公と、主人公が助けたヒロインも偶然不老不死の存在として登場します。作中では人魚の肉には猛毒があるとされ、普通の人間が食べると「死ぬ」か「なりそこない(化け物)」になるという設定です。主人公とヒロインは「死ぬ」こともなく「なりそこない」にもならずに不老不死を得た位置づけがされています。

    【あらすじ】不治の病に冒されていた双子の姉は、永遠の美貌を手にしたい双子の妹によって実験台にされ、人魚の血を飲み、髪は白髪になり、右腕だけが「なりそこない」になりました。人魚の生き血を飲んだ後、姉は死亡したもののとみなされ座敷牢に幽閉されます。幼い姿のまま60年生き永らえますが、女性として順風満帆な人生を歩んだ妹を恨み、なりそこないとして永遠に生きる苦しみを与えようと主人公たちを利用して人魚の肉を手に入れ、妹に復讐を果たそうとします。しかし、妹の自然死によって復習は果たせず、炎に身を投じて何もかも終わらせます。

    不老不死による苦しみと、それでも人は不老不死を求める愚かさ、命の意味をテーマにした作品です。

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    人魚の森 (少年サンデーコミックススペシャル―高橋留美子人魚シリーズ)

    まとめ

    八百比丘尼をはじめ、人魚の肉を食べて不老不死になった人々は結婚をしても子宝に恵まれず、子孫を残すことができませんでした。八百比丘尼は空印寺の近くの洞穴に入定する時、「この椿が枯れたら私が死んだものと考えてください」と言い、洞窟の前に椿の花を植えたとされています。その椿の花は今でも咲き誇っています。八百比丘尼はまだどこかで生きているのか、それともただ単純に椿の種が飛び根付かせているだけなのかは定かではありません。八百比丘尼が植えた椿を見に福井県小浜市にある空印寺や洞窟を見に行かれるのはいかがでしょうか。

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    八百比丘尼伝説―その謎と現代社会へのメッセージ (歴研民話伝説ブックレット)

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