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八百比丘尼とは?人魚の肉を食べた伝説の比丘尼の物語を解説

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八百比丘尼とは?人魚の肉を食べた伝説の比丘尼の物語を解説
都市伝説

八百比丘尼とは?読み方は?

八百比丘尼

八百比丘尼

人魚の肉を食べた不老不死の少女

八百比丘尼(やおびくに)とは、少女の頃に父親が持ち帰った人魚の肉を食べ、若く美しいまま数百年も生きた尼僧のことです。日本各地で人々を助ける諸国行脚をして過ごしたため、八百比丘尼の伝承は日本の広域(特に石川県、福井県、埼玉県、岐阜県、愛知県)で残されています。

比丘尼とはそもそも何?

比丘尼(びくに)とは、仏教の戒律を守りながら出家修行をする女性の僧侶の事です。比丘尼は出家修行する前に具足戒(ぐそくかい)と呼ばれる戒律を348戒習得します。習得後は僧伽(さんが=僧の集団)となり、出家修行が行えるようになります。(男性の場合、呼称は比丘(びく)。習得する具足戒は250戒)

ポイント

  • 『八百比丘尼』の読み方は『やおびくに』です。
  • 地域によって読み方に差があり、福井県小浜市と福島県会津地方では『はっぴゃくびくに』、栃木県西方町真名子では『おびくに』です。
  • 別称として『白比丘尼=しらびくに』があります。「しら」は古語で、意味は「再生」です。

人魚の肉を食べた八百比丘尼の伝説

人魚

人魚

八百比丘尼の物語の概要

平安時代、八百比丘尼は、若狭国(現在の福井県)若狭国勢村(現在の小浜市)で暮らしていました。八百比丘尼は小さな頃から美しいと評判の娘だったそうです。

ある日、村で一番の長者であった八百比丘尼の父親は近辺の長者たちと会合をしていました。会合に突然現れた老人の招待を受け、老人の屋敷へ出かけます。帰りに老人から土産物として人魚の肉を渡されます。他の仲間は恐ろしがって海へ捨てますが、八百比丘尼の父親は人魚の肉を家に持ち帰りました。

食卓に人魚の肉を出された少女の頃の八百比丘尼は、人魚の肉のあまりの美味しさに完食してしまいます。

より一層美しくなった八百比丘尼は結婚をしますが、夫だけが年老いて行き、八百比丘尼は若い容貌のままでした。やがて夫は死に、八百比丘尼は結婚を繰り返します。

200歳になっても美しい美貌を保つ八百比丘尼は、家族や友人、愛する人も誰もいない人生を悲嘆し、出家と諸国行脚を決意します。

人魚の肉を食べると不老不死になれるという伝説

「八百比丘尼」の他に人魚の肉を食べ不老不死になる伝説は、複数あります韓国の浪奸(ナンガン)物語」、日本の律令制度外で生活をしていたアイヌ民族の民話です

  • 浪奸(ナンガン)物語

漁夫をしていた李鏡殊(イ・ジンスウ)がある日、海上で美女(人型で人魚ではない)に誘われ、竜宮へ一日遊びに行きます。帰りに「食べると不老長寿になれる」という高麗人参のような形の土産を渡されます。よくわからないものに抵抗感を覚え、食べずに思い出の品として家に隠すことにしました。ところが、娘の浪奸(ナンガン)が土産を見つけ、口にしてしまいます。娘は成長すると素晴らしい美貌の持ち主となりましたが、結婚や子供には縁がないまま300歳となり、その後牡丹峰(韓国の平壌にある丘)に登ったきり行方がわからなくなったと言われています。

  • 【アイヌ民話】

北海道の胆振湾に住む『アイヌソッキ』は上半身が人で下半身が魚の姿をしており、捕まえて食べると不老長寿になれると言われています。

編集部
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