訃報(ふほう)の意味
訃報とはお亡くなりなった事を周囲にお伝えることです。
伝える相手は主に、親族や知人、故人が勤めていた会社などにお伝えします。
訃報は、家族や知人だけに使われる言葉ではなく、テレビやネットで流れる有名人の『俳優の〇〇さんがお亡くなりになりました』というニュース速報も訃報です。
ポイント
- お亡くなりになった事を周囲に伝えることを訃報と言います。
- 遺族だけからではなく、メディアなどその他の人からお伝えされる事も訃報です。
訃報の由来・語源
訃報の【訃】は、【言】と【仆】または【赴】が合わさった言葉です。
- 【言】は、『言う、言葉』を意味します。
- 【仆】は、『倒れる』という意味です。
- 【赴】は、『急ぎ伝える』です。
また、【報】も『伝える、知らせる』という意味があります。
このことから、【訃報】は『亡くなった事を急ぎ伝える』という意味です。
間違えられやすい言葉として【悲報】がありますが、これは、悲しいお知らせ全般に使われるものであり、【訃報】とは別物です。
読み方 |
訃報【ふほう】 |
意味 |
死去のお知らせ |
語源 |
言・赴・仆 |
類義語 |
【悲報】【死亡通知】など |
ポイント
- 「訃報(ふほう)」とは人が亡くなった時にのみ使う言葉です。
訃報の使い方の例
訃報をお知らせする時は基本的に電話を使います。
親戚に連絡する場合
『〇〇の息子の△△です。昨日夜中に父が亡くなりました。通夜葬儀などは、追ってご連絡いたします。遺体はいったん自宅に連れて帰ります。何かありましたら、私の携帯090-000-0000にご連絡ください』
交友関係に連絡する場合
『突然のお電話失礼いたします。〇〇の息子の△△です。かねてから闘病中の父の〇〇が□月□日の夕方亡くなりました。生前は大変お世話になりました。通夜は□月□日の午後〇時から〇〇斎場で行います。喪主は息子の私です。ご連絡いただく場合は私の携帯電話090-000-0000にお願い致します。』
個人の会社関係の場合
『お世話になっております。〇〇課の△△の息子です。病気療養中の主人が本日の明け方亡くなりました。生前は大変お世話になりました。葬儀は故人の希望しておりました家族葬とさせていただきます。ご厚志につきましては失礼ながら辞退させていただきます。皆様にもご迷惑をお掛けいたしますがご配慮のほどよろしくお願い致します。』
最近では電話ではなく、メールやLINEなどを使ってお知らせする方も増えてきていますが、正確に相手に伝わったことが確実に分かる手段としては電話が一番です。
ご年配の方には電話とファックスを併用して訃報を伝えるといいでしょう。
ポイント
- 訃報を伝えるときは亡くなった事を告げるのと一緒に、通夜の日時、宗教、斎場の場所をお伝えしましょう。
- 訃報を伝える相手にあわせて連絡方法を選んで、確実に伝えるようにしましょう。

編集部
訃報についてまとめ
訃報をいち早くお伝えすることで、遠方に住む方が通夜や葬儀に向かうための予定を組むことができます。訃報とは、誰かが亡くなった事を取り急ぎ伝えることが目的なので、まだ決まっていない事は追って連絡することもできます。大切な人が亡くなった後に訃報を伝える時は誰でも慌ててしまったり、考えがまとまらなくなってしまったりしますから、お電話をする前に話の要点をまとめたメモなどを用意してから電話を掛けるといいでしょう。
ライターメモ
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編集部
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