大山咋神(オオヤマクイノカミ)とは?酒造りの神を祀る神社やご利益、系図を解説

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大山咋神(オオヤマクイノカミ)とは?酒造りの神を祀る神社やご利益、系図を解説
神道用語

大山咋神とは?

比叡山からの眺望

比叡山からの眺望

大山咋神(オオヤマクイノカミ)は日本神話に登場する神の一人です。大年神(オオトシノカミ)とアメノチカルミヅヒメとの間に生まれました。

名前にある「咋」は「杭」を表し、『大山に杭を打ち込む神』、『大きな山の所有者の神』を意味し、特に比叡山を守る神とも、京都松尾(まつのお)神社に祀られ鳴鏑(なりかぶら:放つと音が出る鏃)をもつ神とも言われています。

大山咋神の別称

大山咋神の別称を紹介します。

  • 山末之大主神(ヤマスエノオオヌシノカミ)
  • 山王権現(サンノウゴンゲン)
  • 日吉山王権現(ヒエサンノウゴンゲン)
  • 鳴鏑神(ナリカブラノカミ)

大山咋神の系図

大山咋神に関わる系図を紹介します。

大山咋神の父 大年神(おおとしのかみ:須佐之男命の息子)
大山咋神の母 アメノチカルミヅヒメ
大山咋神の妻 玉依比売(賀茂建角身命の娘)
大山咋神の御子 賀茂別雷神
オオヤマクイノカミ(丹塗矢)の系図

オオヤマクイノカミ(丹塗矢)の系図

ポイント

  • 大山咋神(オオヤマクイノカミ)は『大きな山の所有者の神』の意味を持ちます。
  • 別称に「山末之大主神(ヤマスエノオオヌシノカミ)」「山王権現(サンノウゴンゲン)」「日吉山王権現(ヒエサンノウゴンゲン)」「鳴鏑神(ナリカブラノカミ)」があります。
  • 大山咋神は父に大年神、母にアメノチカルミヅヒメ、妻に玉依比売、子に賀茂別雷神がいます。

大山咋神にまつわる神話

矢

大山咋神にまつわる有名な神話を紹介します。「泰氏本系帳」に記載されている大山咋神の妻「玉依比売」の妊娠・出産の話です。

大山咋神が狩りに使う矢は丹塗りの非常に美しい矢でした。ある日の狩りの日に獲物に向けて撃ち放った矢が外れて近くの小川に落ちてしまいました。その落ちた矢を偶然にも玉依比売が見つけます。小川から矢を拾い上げた玉依比売は、丹塗りの非常に美しい矢でしたので、家に持ち帰り、寝室に飾り毎日それを眺めながら眠っていました。

そのうちになんと知らない間に妊娠していました。実は大山咋神が丹塗りの矢に化身していたからなのです。しかしこの時点では丹塗りの矢の本当の持ち主はわかっていません。

そして玉依比売の出産の時がきました。玉依比売の父である賀茂建角身命(カモノタケツヌミ)はたいそうに喜び、誕生を祝って七日間夜通し宴を開きます。そして賀茂建角身命(カモノタケツヌミ)は孫神に、「父神と思う神にお神酒(おみき)を注ぐように命じます。御子は言われた通りに盃を捧げました。するとどうでしょう、雷鳴と共に大山咋神が天に引き上がり父としての存在を示したという事です。

ポイント

  • 玉依比売は大山咋神が落とした矢を小川で拾います。
  • 玉依比売は拾った矢を大切に寝室に飾り毎日眺めながら眠っていました。
  • 妊娠・出産した玉依比売の父賀茂建角身命は喜び宴を開きます。
  • 御子に父だと思う者に盃を向けさせます。
  • 大山咋神は雷鳴と共に天に浮かびました。

大山咋神のご利益

参拝

参拝

大山咋神のご利益をご紹介します。

  • 山林守護
  • 諸産業隆昌
  • 家系繁栄
  • 醸造の守護

大山咋神を信仰する神社

夜の日吉大社

夜の日吉大社

大山咋神を御祀りする神社神宮は全国に点在しています。日吉大社・日枝神社・松尾大社が有名ですが、それぞれ全国の神社も大山咋神を御祀りしています。

ポイント

  • 日吉大社(滋賀県大津市)
  • 日枝神社(東京都千代田区)
  • 松尾大社(京都市西京区)
  • それぞれ全国の日吉神社・日枝大社・松尾神社

編集部
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大山咋神についてまとめ

諸説ありますが、大山咋神は大山津見神(オオヤマツミ)の曽孫である事が有力視されています。大山咋神自身が神秘的な力によって有名な女神である玉依比売を妻にしています。

全国には大山咋神を御祀りする神社神宮も多く存在し、家系の繁栄や諸産業の隆昌など興味深いご利益もありますので、大山咋神を御祀りする神社の御近くにお越しの際は是非ご参拝されるのも良いでしょう。

大山咋神についてのメモ

大山咋神についてのメモ

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