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除夜の鐘の意味とは?除夜の鐘をつく時間と回数の由来・起源についても解説!

除夜の鐘の意味とは?除夜の鐘をつく時間と回数の由来・起源についても解説!

除夜の鐘は1年の最後の日である大晦日の恒例行事です。なぜ除夜の鐘と言われているのでしょうか。今回の記事では除夜の鐘の意味や由来、起源、そして108回打ち鳴らす事と煩悩との関係性について解説しています。

    除夜の鐘とは、大晦日の年中行事です。12月31日の夜から1月1日の深夜0時を挟む時間帯に寺院の梵鐘(ぼんしょう)を108回鳴らします。今回は除夜の鐘の由来や歴史、起源などを詳しく解説します。

    除夜の鐘の意味とその由来

    除夜の鐘

    除夜の鐘

    元々仏教用語で除夜の鐘「除」という単語は「古いものを捨て、新しいものを迎える」という意味があります。一年にあった出来事や新年に持ち越したくない思いなどを1年の最後の日である大晦日に取り除くと言う意味で、仏教では大晦日を「除日(じょじつ)」と表現します。

    どうして除夜の鐘というの?

    除夜の鐘とは、この除日の夜に鳴らす鐘という意味です。除日の夜に寺院の梵鐘を鳴らす事により、旧年あった出来事や思いを取り除き、新しい気持ちで新年を迎えられます。では除夜の鐘とは、いつから行われるようになったのでしょうか?

    歴史と起源について

    十二支による方角

    十二支による方角

    除夜の鐘の起源は、中国の寺院で行われていた風習と言われています。仏教発祥の地インドでは梵鐘の起源と結びつくものが無く、梵鐘そのものは仏教用具として中国を中心とした東アジア広域で使用されてきました。そのため除夜の鐘の風習は古代中国で誕生した説が有力です。

    仏教では悟りを得るために、あらゆる煩悩を祓わなければなりません。古代中国では梵鐘には「穢れや煩悩を祓う力がある」と信じられていたため、煩悩の隙間から鬼が入らないよう、艮(うしとら)意識して寺院の梵鐘を鳴らしていました。艮とは中国由来の陰陽道から生まれた概念で、鬼が入りやすい方角として知られていますが、時刻や月を表す時にも使われていました。艮とは丑と寅の間に位置し、月に当てはめると丑が12月、寅は1月に属しますので、艮は年が移り変わる大晦日を指し示し、艮の時刻めがけて打ち鳴らす『除夜の鐘』が生まれたのです。

    中国で生まれた除夜の鐘の風習が日本に伝わったのは、鎌倉時代と言われています。中国で宋が元に滅ぼされた頃、中国の禅僧が日本に渡ってきたことがきっかけです。日本に伝わった当初は3か所の寺院だけで梵鐘をつく事が許可されました。室町時代になると梵鐘を鳴らす風習は少しずつ広まっていき、江戸時代には現代のように多くの寺院で除夜の鐘をつくようになったのです。

    ポイント

    • そもそも「除夜の鐘」の「除」とは古いものを捨て、新しいものを迎えるという意味です。
    • 除夜の鐘とは仏教用語で「除日の夜に鳴らす鐘」という意味です。
    • 元々は鬼門を封じ込める為に中国の寺院で梵鐘を鳴らしていた風習が始まりとされています。

    除夜の鐘は何時からつき始める?

    除夜の鐘をつき始めるのは22時~23時頃から

    除夜の鐘をつき始めるのは22時~23時頃から

    ほとんどの寺院では22時過ぎから23時頃からつき始めると言われています。107回までを旧年に行い、最後の一回は新年になってから鳴らす事が正式な決まりです。毎年NHKで放送される「ゆく年くる年」では23時45分頃から除夜の鐘を鳴らしている最中の映像が始まり、深夜0時を過ぎてから108回目が鳴るまで放送されています。深夜、お寺まで行くのが大変な方は、テレビで除夜の鐘を聞いてみるのはいかがでしょうか。

    除夜の鐘を実際に聴いてみよう!

    除夜の鐘をつく回数の意味とその由来

    仏教による煩悩の数の詳細

    仏教による煩悩の数の詳細

    除夜の鐘を打つ回数は108回です。なぜ108回鐘を鳴らすのでしょうか。諸説ありますが、一般的には煩悩を祓う為に行う説が有力だと言われています。

    108という数字は人間の煩悩を表す

    古代インドの語で煩悩を「クレーシャ」と言います。このクレーシャとは「苦しめる」「汚す」という意味があります。仏教では、クレーシャが「人間の苦しみの元になる考えや生き方、穢れた心そのもの」であるとしています。具体的には「妬み」や「憎しみ」、「執着」などがクレーシャー(煩悩)の代表として挙げられます。

    クレーシャは人間を悩ませ、考え方をネガティブにさせます。この状態を仏教では不善の心と捉えています。煩悩は6つの感覚器官(目・鼻・耳・舌・身・意)の情報から生まれ(六根=6種類の煩悩)、感覚器官で受けた情報への心の状態(六根に対する好き・嫌い・どうでも良い=18種類の煩悩)、心の捉え方(六根に対するきれい、汚い=36種類の煩悩)が、繰り返される輪廻転生の中(過去世、現世、来世)108個ずつ配分されると言われています。そのため除夜の鐘には、108個の煩悩を浄化する意味も持つとされています。

    ちなみに人の持つ6つの感覚器官を六根と言い、仏教ではこの六根の対象にある執着を失くし、清らかな状態になることを六根清浄と言います。

    ポイント

    • 除夜の鐘は22時過ぎ、または23時頃からつき始めます。
    • 除夜の鐘は正式には107回を旧年の内に鳴らし、新年に108回目を一回鳴らすという決まりがあります。
    • 仏教では、六根と呼ばれる感覚器官の情報から得た心の状態や捉え方、繰り返す輪廻転生の中で人は108個の煩悩を持っており、煩悩が苦しみの原因とされています。
    • 除夜の鐘を打ち鳴らす回数には煩悩の数だけ浄化する意味もあります。

    除夜の鐘 まとめ

    除夜の鐘を聞く事により、私たちは新たな気持ちで新年を迎えようと考えます。除夜の鐘は日本各地の寺院で行われています。一般開放している寺院では間近で除夜の鐘を聞くことができます。お近くで一般に開放している寺院がありましたら足を運ばれるはいかがでしょうか。

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