ペンテコステとは?聖霊降臨を指す言葉の意味と由来を解説

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ペンテコステとは?聖霊降臨を指す言葉の意味と由来を解説
意味解説

この記事では、キリスト教が世界に広がるきっかけとなった出来事「聖霊降臨」について解説しています。

ペンテコステとは?聖霊が降った新約聖書のエピソード

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聖霊が降った新約聖書のエピソード

ペンテコステとは、キリスト教における「聖霊降臨日」のことを指します。

新約聖書はイエスとその弟子たちの生涯と教えをつづったものですが、その中の一つ「聖霊降臨」と呼ばれるエピソードが由来となっています。

紀元前後のユダヤではローマ帝国の支配を受け、異民族ヘロデ王の統治下にあったため、人々の救世主を待ち望む声が日増しに高まっていました。そんななか、神の子としてイエスは誕生しますが、ヘロデ王やユダヤ教指導者たちにとって救世主の存在は脅威でしかありませんでした。イエスは最終的に神への冒涜(ぼうとく)という罪を着せられ、十字架にかけられ処刑されてしまいます。

イエスは死後3日で復活し、十二使徒(12人の弟子たち)に「世界中に教えを伝え、洗礼を授けよ」と使命を与え、「聖霊による洗礼を待つように」と指示をしていました。そして、40日後に昇天していきます。

この出来事の後の五旬節の日、突然はげしい風が吹き荒れる音がしたかと思うと、炎のような舌が現れ、それが分かれて各々の上に留まりました。その途端、使徒たちは異なる国々の言葉で聖霊のメッセージを語り始めます。イエスの預言どおり弟子たちに聖霊が降(くだ)され、神の言葉を世界中に伝道する力が与えられたのです。イエスが捕らえられたときには、その場から逃げ出した意気地なしの彼らが、この奇跡を境に大きな変貌を遂げたのでした。

ポイント

  • ペンテコステとは、キリスト教における「聖霊降臨日」のことを指します。
  • 新約聖書にあるエピソードの1つ「聖霊降臨」が由来となっています。
  • この奇跡により弟子たちが大きく変貌し、世界中にイエスの教えが広まっていきました。

ペンテコステの聖霊の意味

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聖霊の意味

聖霊は神の恩寵(おんちょう)を人間に伝える存在とされ、神の働きを意味します。

父なる神、子なるイエス、聖霊なる霊は別々の位として現れつつも本質的には同一の存在(三位一体)で、父と子から出る永遠の愛とされています。治癒・奇跡・預言などの特別の能力を与えるものと信じられてきました。また、人間の口を通して「異言」という特殊な言葉を発せさせるとも考えられてきました。信徒に働きかけることで力を与え、信徒を支え、神の業を遂行するものとされています。

聖書が題材となっている西洋絵画では、炎の舌や鳩などが聖霊を表す象徴として描かれています。

ポイント

  • 聖霊=神の働きを意味します。
  • 父なる神、子なるイエス、聖霊なる霊は同一実体(三位一体)と考えられています。
  • 聖霊の象徴として、炎の舌、鳩などが描かれています。

ペンテコステの日はいつ?

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ペンテコステの日はいつ?

ペンテコステという言葉は、ギリシア語の「第50」という言葉に由来し、過越祭(すぎこしさい)から50日目に行われるユダヤの収穫祭、五旬節のことをいいます。

この五旬節の日に聖霊降臨の奇跡が起こったので、キリスト教では「聖霊降臨日」「五旬祭」として位置付けされています。ユダヤ教の一派であったキリスト教が完全に独立した後は、収穫祭の意味は薄れていきました。

現在では復活祭(イースター)から50日目の日曜日のことを指し、誕生祭(クリスマス)も合わせて三大祝日とされ、各キリスト教会では記念礼拝が行われています。

過越祭:ユダヤ教三大祭の一つ。イスラエルの民がエジプトを脱出する際、印が付いた家だけ神の災いが過ぎ越したという物語にちなんだもの。3~4月の15~21日に行われ、人々は出エジプト記を読み、種なしパン(マッツァーと呼ばれる発酵させていないパン)や苦菜(にがな)、子羊の肉といった独特の食べ物を食べる。

ポイント

  • ペンテコステという言葉は、ギリシア語の「第50」という言葉に由来し、ユダヤの収穫祭、五旬節のことを言います。
  • キリスト教では「聖霊降臨日」「五旬祭」として位置付けされています。徐々に収穫祭としての意味は薄れていきました。
  • 誕生祭(クリスマス)、復活祭(イースター)、聖霊降臨日(ペンテコステ)は三大祝日として重要な日とされています。

ペンテコステを重要視するペンテコステ教会

教会

ペンテコステを重要視する教会

ペンテコステ教会とは、キリスト教のプロテスタント系、ペンテコステ派に属している教会のことを言います。

ペンテコステに異言を語ったという聖書の記述に由来し、水ではなく聖霊による洗礼が必要だとしています。社会的改革には無関心であり、集会において信者に現れる異言を聖霊の現れとするなど、霊的体験を重視しています。

プロテスタント:庶民にも分かりやすい言葉で教えを説き、信仰によってのみ救われるとした。聖職者(教役者)は信徒の群れを導く牧者、羊飼いと考えられていたため牧師と呼ばれる。

ポイント

  • ペンテコステ教会は、プロテスタント系のペンテコステ派に属する教会のことです。
  • 水ではなく聖霊による洗礼が必要だとしています。
  • 社会的改革には無関心で、霊的体験を重視しています。

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ペンテコステについてまとめ

ペンテコステとは、キリスト教における「聖霊降臨日」のことを指します。誕生祭(クリスマス)、復活祭(イースター)と並ぶ三大祝日として重要な日とされています。父なる神、子なるイエス、聖霊なる霊は同一実体(三位一体)と考えられているため、イエスなき現在でも、その愛と力は継続しているとされています。ペンテコステは誕生祭、復活祭に比べるとあまり知られていませんが、キリスト教が世界に普及するきっかけとなった奇跡的な出来事が起こった日であるということが分かりますね。

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