勾玉とは?石の種類別の効果や歴史、形の由来を解説

勾玉とは?石の種類別の効果や歴史、形の由来を解説
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神道用語

勾玉とは?

勾玉2

勾玉(まがたま)

「勾玉(まがたま)」とは、古代の日本における装身具の一種のことを言います。湾曲した玉の一端に穴をあけ糸を通したもので、位の高い人たちが身に付けていたことから権力の象徴として使われていました。また、祭祀に用いることもあり、魔よけの玉としての意味もあったとされています。勾玉は日本のほか、韓国や北朝鮮にも存在しています。

ポイント

  • 勾玉とは、装身具の一種のことを言います。
  • 権力の象徴のほか、魔よけの玉としても使われていました。

勾玉の歴史

古代人

歴史

勾玉は、縄文時代から古墳時代に多く用いられていました。
勾玉の原型となる説の一つに、獣の牙や貝類に穴をあけ身に付けていたという考えがあります。太古の人々は狩猟をしながら移動生活をしていましたが、獣などの呪いを恐れ、あるいはその獣の精霊の力を自分の身に付けることで守られていると考えていたようです。

また、「玦状(けつじょう)耳飾り」と呼ばれるピアスを再利用したという説もあります。玦状耳飾りは五百円玉より大きく、ドーナツのような平たい環状の下端に切れ込みを入れたものですが、最も軟らかい滑石を素材にしていたため割れやすいものでした。その割れてしまった耳飾りに穴をあけペンダントにしたのではないかという考えに基づきます。玦状耳飾りを身に付けていた人は、集落での祭祀における特別な役割を担っていたとされています。

他にも、「大珠」と呼ばれるものが発展して勾玉になったという説もあります。大珠とは長さ5センチ以上で、形はさまざまですがひもを通す穴があいていることが特徴です。フジの実を模したものと考えられ、神秘的な力があるとされていました。フジの蔓(つる)から作られる糸は網、縄、紐、糸など生活に欠かせないものであったため大切にされていたのです。いずれにしても、古代の人々は自然の中に偉大なる力を感じ、獲物の増加や豊穣を祈っていたのです。

獣の牙や貝殻に始まった装身具は、石や土、ガラス、ヒスイ、メノウ、琥珀などで作られるようになりました。それらは素材の違いで階層や職能、出身地などを表すものでもありました。

人々は狩猟生活から稲作が始まり定住生活に変わると人々は集落を形成するようになります。

玉の加工品や加工用の工具が出土した集落の遺跡が発見されていることから、玉造専門の技術集団がいたと考えられています。このことから勾玉は、他地域との交流・交易をするためのものにも変化していったと思われます。

やがて豪族と呼ばれる集団が誕生すると鉄や銅を輸入するための貴重な交易品となり、古墳時代に最盛期を迎えます。その後、仏教が伝来すると自然崇拝の心が薄れていき装身具としての利用もなくなっていきました。

ポイント

  • 勾玉は、縄文時代から古墳時代に多く用いられていました。
  • 獣の牙、あるいは耳飾りが原型となったと考えられています。
  • 自然崇拝の心から生まれたものが交易品へと変化していき、仏教伝来後は徐々に身に付けられなくなりました。

勾玉の石の種類別の効果

勾玉3

石の種類別の効果

古代では主にヒスイで作られていましたが、現在ではさまざまな石で作られるようになりました。
種類別の効果は以下の通りです。

種類別の効果

<仕事面>
グリーンファントム:潜在能力を引き出し、着実に成功へと導く。
モルダバイト:宇宙のエネルギーにより、夢の実現をバックアップする。
ストロベリークォーツ:ツキを呼び寄せ勝利を呼び込む。
黒針ルチル:ビジネス上の障害を取り除き、財運、勝運を招き寄せる。
タイガーアイ:先を見通す力を高め、成功へと導く。
ラピスラズリ:洞察力がアップし決断力が身に付く。
琥珀:他人の恨みや妬みを祓い、人間関係を良好にする。

<恋愛面>
ローズクォーツ:自分の魅力をアップさせ、出会いや恋愛を叶える
ブルーレースアゲート:心の乱れを安定させ、平和な気持ちを持続させる
インカローズ:自分に自信が持てるようになり、積極的になれる
ピンクトルマリン:精神を安定させ、内面的な美しさを高める
ピンクオパール:不安をなくし、物事に良い変化をもたらす

<健康面>
ヒスイ:邪悪なものをシャットアウトし、強力にガードする。
アクアマリン:ストレスや疲労を洗い流し、心身ともに穏やかにする。
アベンチュリン:不調を調整し、元気な身体をキープする。
アメジスト:安眠効果が高まり、心身のリラックスを促す。
水晶:あらゆるマイナスエネルギーを吸収し浄化する。
天珠メノウ:災難や病気など、邪気から身を守る。

この他にも多種類の石で作られていますので、実際に触れてみてパワーを感じる石を選ぶことが大切です。

ポイント

  • 勾玉は、古代では主にヒスイで作られていました。
  • 現在ではさまざまな種類がありますが、実際に触れてみてパワーを感じる石を選ぶことが大切です。

勾玉の形の由来

由来

形の由来

勾玉の形には「何もないところ(尻尾のような一番下の部分)からエネルギーが始まり、大きくなったエネルギーが頂点(上の丸みの真ん中)に達する」という意味があります。新しいものを生み出すクリエイティブな能力が得られるとされていますが、勾玉は独特の形をしているため、その由来には諸説あります。

  • 胎児説・・・生命の始まりを意味する胎児は、若さや力の象徴とされていた。
  • 陰陽説・・・太陽と月を表したもので、万物の生死を象徴しているとされていた。
  • 三日月説・・・月が満ち欠けを繰り返すことから生命を再生する力があるとされていた。
  • 種もみの中の胚芽説・・・胚芽は成長すると芽になることから、神秘的な力とパワーがあるとされていた。

この他にもありますが、現在の研究では、実際のところよく分からないというのが見解です。

ポイント

  • 勾玉の形には、新しいものを生み出すクリエイティブな能力が得られるとされています。
  • 独特の形の由来には諸説あります。

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勾玉についてまとめ

勾玉とは、古代の日本における装身具の一種として身に付けられていましたが、その歴史をたどっていくと日本人の自然崇拝の心にたどり着きます。山や川、草木など自然の事物に神霊を感じ取り感謝するという気持ちの表れの一つが勾玉であり、身に付けることで精霊を身近に感じていたのです。現在では魔よけの石として広く知られていますが、その起源をたどることでより強いパワーが得ることができますね。

ライターメモ

ライターメモ・勾玉

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