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五色不動尊とは?結界の神話や御朱印集めの順番・回り方について解説

五色不動尊とは?結界の神話や御朱印集めの順番・回り方について解説

五色不動尊とは不動明王を本尊とし、五大や五行を起源とした五色に関わる寺院をさしています。五色不動尊巡りの御朱印集めが現代でも人気の、江戸五色不動尊にまつわる結界の神話の意味を解説。あわせて江戸五色不動尊の回り方や順番もあわせてご紹介します。

五色不動尊の意味

仏教における五色

仏教における五色

五色(ごしき)不動尊とは、インドの五大(地・水・火・風・空)中国の五行(木・火・土・金・水)の考え方を起源とする、仏教の五色(青・白・赤・黒・黄)に関する名称や言い伝えがある、不動明王を本尊とする寺院です。

仏教用語である五色の意味は、釈迦の体や教えを色で表しています。

  • 青:釈迦の頭髪の色。心に乱れのない穏やかな状態である「禅定(ぜんじょう)」「定根(じょうこん)」を表します。
  • 黄:釈迦の体の色。豊かな姿で確固として動じることのない「金剛」(こんごう)を表します。
  • 赤:釈迦の血の色。人々を救済しようとする広い慈悲の心が、止やむことのない「精進」(しょうじん)を表します。
  • 白:釈迦の歯の色。清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを浄める「清浄」(しょうじょう)を表します。
  • 黒:釈迦の袈裟の色。さまざまな侮辱や迫害、誘惑に耐え怒りをおさえる「忍辱」(にんにく)を表します。

もっとも良く知られているのは東京の江戸五色不動ですが、他にも京都・大阪・三重・福島などに五色不動尊があります。京都五色不動の歴史はもっとも古く、長岡京から平安京に都を移した際に、不動明王を都の守りとするために四神と五色を合わせて不動尊を置いたといわれています。しかし、京都の不動尊で今も残っているのは三つです。大阪については、本尊は目白不動ですが五色不動との関係は定かではありません。福島は会津五色不動尊として五色不動尊巡りも盛んに行われています。

東京都
江戸五色不動
目黒 瀧泉寺(りゅうせんじ)
目青 最勝寺(教学院)(さいしょうじ)
目赤 南谷寺(なんこくじ)
目白 金乗院(こんじょういん)
目黄 永久寺(えいきゅうじ)
目黄 (明王院)最勝寺(さいしょうじ)
京都府 赤不動 遍照寺(へんじょうじ)
黄不動 曼殊院(まんしゅいん)
青不動 青蓮院(しょうれんいん)
大阪府 目白不動 願昭寺(がんしょうじ)
三重県 赤目不動 延寿院(えんじゅいん)
福島県
会津五色不動
黄:出発不動 如法寺(にょほうじ)
白:奮起不動 西勝寺(さいしょうじ)
赤:離悩不動 龍興寺(りゅうこうじ)
黒:慈愛不動 慈恩寺(じおんじ)
青:青春不動 常楽院(じょうらくいん)

ポイント

  • 五色不動尊とは、インドの五大や中国の五行を起源とした仏教の五色にまつわる不動尊をさします。
  • 五色は釈迦の体や教えを、青・黄・赤・白・黒を基本として表します。
  • 東京の五色不動尊が有名ですが、他にも京都・大阪・三重・福島など各地に五色の言い伝えが残る不動尊があります。
編集部

編集部

不動明王について深く知りたい方はこちらも併せてご覧ください!

五色不動尊にまつわる結界の神話

江戸を守護する結界

江戸を守護する結界

江戸五色不動尊が置かれた由来についてはいくつかの説がありますが、すでに神話になったといえるものがあります。「徳川三代将軍家光は大僧正天海の進言により、江戸の守護として、四神にふさわしい地に鬼門を封じるため五色の結界を張った。」これが天海「結界」説です。陰陽五行に対応する五色と、五色を表す方角に配された不動尊が、江戸城を中心とした江戸を守る結界となっているというものです。

しかし江戸時代には五眼不動と呼ばれた五色不動尊は、五つの方角(東・西・南・北・中央)にある不動尊を色で示したとされていますが、文化5年の川柳に「五色には二色足らぬ不動の目」と詠まれるなど、家光の時代にはまだ五色そろっていなかったことから、結界の神話が生まれたのは五色不動尊として名前があげられるようになった明治以降だと考えられています。

その他の説

  1. 水戸街道・黄、日光街道・黄、中山道・赤、甲州街道・白、東海道・黒、と中心となる江戸城・青を守るべく主要となる五街道に不動尊を配置したとする説です。
  2. 文政元年に定められた、江戸の範囲を地図上に示した境界線「朱引(しゅびき)」の線に沿って配置されているという説。幕府によって朱引が定められたことで、江戸城を中心とした朱引の内側の「御府内(ごふない)」と呼ばれる範囲が江戸ということになり、外側は府外(城下の外)とされました。

ポイント

  • 大僧正天海の進言により設けられた、江戸を守護する結界という説。
  • 江戸城を中心とした主要五街道に沿って設置した説。
  • 江戸の範囲を示す境界線に沿って設置された説。
編集部

編集部

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五色不動尊巡りの御朱印集め

江戸五色不動尊御朱印

江戸五色不動尊御朱印

広く名前が知られている江戸五色不動尊は、5種6カ所の不動尊を巡り御朱印をいただく人々が今も絶えません。ここからは、人によってルートもさまざまな五色不動尊巡りの一例をご紹介します。

五色不動尊巡りの順番や回り方・ルート

五色不動尊,回り方

五色不動尊の回り方

五色不動尊巡りをするときの順番や回り方に決まりはないとされています。現在、目黄不動尊は2カ所あるため、回る不動尊は全部で6カ所です。

  • 南から時計回り:目黒→目青→目白→目赤→目黄(永久寺)→目黄(最勝寺)
  • 北から反時計回り:目黄(最勝寺)→目黄(永久寺)→目赤→目白→目青→目黒
  • 上記どちらかの回り方を2日に分けて

「東京フリーきっぷ」という都営地下鉄やJR、都バスなどが1日乗り放題になる乗車券が発売されていますので、1日で回る場合はそれを利用すると移動に便利です。

ポイント

  • 五色不動尊巡りをするときの順番や回り方に決まりはありません。回りやすいルートで参拝し、御朱印を集めましょう。
編集部

編集部

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五色不動尊についてまとめ

さまざまな神話・伝説を生んだ五色不動尊は、今の世でも信仰のよりどころとして人々の中に息づいています。守護として置かれたとされる不動明王の、そのはかり知れない力を直接感じるために五色不動尊に出かけてみてはいかがでしょうか。

五色不動尊ライターメモ

五色不動尊ライターメモ

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