春分とは?2020年の春分の日はいつ?由来や食べ物などについても解説

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とする国民の祝日です。昼と夜の時間がほぼ同じになり、極楽浄土に最も近くなるためお墓参りに適した日でもあります。魔除けとなる赤い色のぼたもちを食べてご先祖さまへの感謝の気持ちと、あの世での安寧な暮らしをお祈りします。

龍神のアマちゃん
秋分の日の趣旨は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日やけど、春分の日の趣旨は知っとるかな?
食べ物の名称にも違いがあるんやで~。早速チェックや!
春分の日とは?その意味と由来について
春分の日とは、国民の祝日に関する法律(昭和23年)で制定された国民の祝日の一つで、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とした日です。そして、春の彼岸の中日にあたるのが春分の日になります。
毎年3月に訪れますが、毎年日付は変動する祝日の一つです。
春分とは

太陽は東から昇り西に沈みますが、その位置は、日の出、日没とも毎日変化しています。冬至では日中太陽が出ている時間が一年で一番短いのですが、冬から春に向かって太陽が出ている時間がだんだんと延びてきて、昼と夜の時間がちょうど同じになる日を春分と呼びます。
その春分に当たる日が春分の日とされています。
春分(二十四節気)と七十二候
二十四節気をさらに約5日ずつ分けたものを七十二候(しちじゅうにこう)といいます。古代中国より伝わった思想ですが、日本の風土・気象に合わせて幾度か書き直しをされました。現在では暦上に記されていない季節の区分ですが、動植物や気象の繊細な変化が端的に表されています。
春分の日の関連事項として頭の片隅に置いておくと、季節の移ろいにさらに敏感になるかもしれません。
二十四節気 | 候 | 略本暦 |
春分 | 初候 (3月21日~3月25日) |
雀始巣(すずめはじめてすくう) |
次候 (3月26日~3月30日) |
桜始開(さくらはじめてひらく) | |
末候 (3月31日~4月4日) |
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) |
春分の日の由来・ルーツ
春分の日の由来は、明治11年から昭和22年までは春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)です。春季皇霊祭はその名の通り、歴代の天皇・皇后・皇親の霊へ感謝の気持ちを捧げる儀式を行う日とされていました。
昭和23年に「国民の祝日に関する法律」が制定されたときに、第2条で「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としてに春分を「春分の日」と定めました。尚、春季皇霊祭は途絶えることなく、今も行われています。
春分の日が年によって変わる理由
春分の日は、国立天文台の暦計算室により計算され、毎年2月になると官報に暦要綱(れきようこう)が載ることにより、翌年の正式な日付が決まります。そのため、2月になるまで、翌年の春分の日は分からないということになります。
これは、地球の運行状況がいつも一定ではなく、毎回計算をする必要があるためです。
2020年の春分の日はいつ?
2020年の春分の日は、3月20日(金)です。
2020年以降の春分の日カレンダー
2020年 | 3月20日(金) |
2021年 | 3月20日(土) |
2022年 | 3月21日(月) |
2023年 | 3月21日(火) |
2024年 | 3月20日(水) |
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