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パノプティコンとは?ベンサムが考案した全展望囚人監視システムについて解説!その効果や実際の例も紹介!

パノプティコンとは?ベンサムが考案した全展望囚人監視システムについて解説!その効果や実際の例も紹介!

パノプティコンとは、哲学者ベンサムが考案した全展望囚人監視システムで、囚人が自律し行動するよう促します。現代の監視カメラも当てはまりますね。しかし、GPSやセンサーといった「存在が見えない」権力も生まれています。この記事ではパノプティコンの誕生から発展、現代の監視システムについて考察しています。

    パノプティコン型刑務所の例は日本にも実在する

    日本にも?実在するパノプティコン型収容所の例

    日本にも?実在するパノプティコン型収容所の例

    フランスでも19世紀にパノプティコン型の監獄がいくつか建てられました。代表的な施設はマザス監獄や、レンヌ中央監獄です。世界初のパノプティコン型収容所はアメリカで建設されたペンシルベニア州の東部懲治監と言われています。ベンサムの主張した「収容者に対して自立的な行動を促す」という考えのもと、ゆくゆくは病院や学校、工場にまで応用されることが企図されていました。日本の刑務所や監獄のシステムは、明治時代にフランスを参考に構築されました。現在でも当時の収容所の様子を見ることができるのは、愛知県犬山市にある博物館明治村です。この一角に、パノプティコン型監獄である金沢監獄が当時の様子のまま再現されています。

    パノプティコンとフーコーの権力観

    フーコーがパノプティコンを持ち出し示した権力観とは?

    フーコーがパノプティコンを持ち出し示した権力観とは?

    ベンサムのパノプティコン型収容所の構想には、新しい権力観が存在している、そう唱えた哲学者がいました。20世紀の代表的なフランスの哲学者であるミシェル・フーコーは、従来存在した「強制する権力」や「抑圧する権力」ではない、新しい権力観を、パノプティコンを例にとり示したのです。収容所だけにとどまらず、学校や軍隊などでも現れる近代的な新しい権力を、彼は「規律訓練型権力」と名付けました。この新しい権力は、支配される側の人間に、特定の規則や規範を内面に複製させ、自らその規則・規範に従うように促すというものです。フーコーの定義した「規律訓練型権力」は、必ずしも服従する側の人間にとって不利益にならない点も大きな特徴と言えます。小学校から高校、または大学まで、私たちは社会性を身につけるように指導されます。この社会性がなければ、私たちは暮らしていくことが難しいでしょう。つまり、「規律訓練型権力」によって、私たちは現代において生きる術を身につけているとも言えるのです。

    ポイント

    • フーコーはパノプティコンを、権力に服従する側の人間にも利益をもたらす「規律訓練型権力」であると定義しました。

    パノプティコンとしての現代社会

    パノプティコンとしての現代社会

    パノプティコンとしての現代社会

    現代社会の日常においても、フーコーの提唱した「規律訓練型権力」は存在しています。例えば、街中に設置された監視カメラがそのひとつです。

    監視カメラ

    監視カメラ

    監視カメラ

    スーパーやコンビニの店内に設置された監視カメラを見て、たとえモニタの前に誰も座っていなくても、はたまたそのカメラが偽物であっても、私たちは「監視されている」のと同じ状況に置かれます。この監視体制によって、私たちは自らの行動を律し、正しい社会生活を送っているのです。これにはパノプティコン型の囚人監視システムに通ずる点があることに皆さんもお気づきのはずです。

    しかし、現代社会における「監視」が目指すところは、もはや「規律訓練型権力」のそれとはかけ離れたものになってきていると言えます。現代の監視網は、センサーに代表されるような、「存在の見えない」ものが占める割合が多くなってきています。それらの監視システムの関心事は、もっぱら行動の記録情報の収集になっており、被監視者に対し必ずしも「規律」を求めていないのです。むしろ、私たち一個人が、利便性や安全性のために進んでこれらの監視を受け入れているとも言えます。たとえば、私たちはGPSを使って自らの位置情報を人工衛星に「監視」させ、地図で目的地に向かったりしています。このような仕組みが存在する現代社会には、「強制する権力」や「抑制する権力」でも、フーコーの提唱した「規律訓練型権力」でもない、新たな権力が出現してきていると言えるのではないでしょうか。

    ポイント

    • 監視カメラは現代のパノプティコンの好例です。たとえ監視者がモニタの前にいなくても、私たちは「見られている」と感じ、自らの行動を律しています。
    • 現代ではセンサーのような「存在の見えない」、「規律を求めない」新しい「権力」が出現してきています。

    まとめ

    まとめ

    まとめ

    パノプティコンは、19世紀にベンサムが提唱した「最大多数の最大幸福」を実現するために出来た囚人監視を行う仕組みです。この仕組みから、20世紀の哲学者フーコーは、「規律訓練型権力」を見いだし、人々が生きるための能力を養うプラスの面を持っていると主張しました。現代社会においても、監視カメラなどを好例として、この「規律訓練型権力」は未だ存在しています。しかし、現代に生きる私たちは、もはや当然のように張り巡らされた監視の目を受け入れ、利便性や安全性のために、その監視のシステムを利用しているとも言えます。この新しい監視システムの存在は、フーコーの提唱した「規律型権力」ではない新しい権力となるのか、はたまた私たちの行動をさらに抑制するものとなるのか、興味深い問題です。

    Original

    日本のパノプティコン―官僚主義支配と集団主義教育の社会 フーコー・コレクション〈4〉権力・監禁 (ちくま学芸文庫) これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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    監獄の誕生 ― 監視と処罰

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    辻林クン

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