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守り刀とは?故人を守る刀について知ろう。由来・使い方についても解説!

守り刀とは?故人を守る刀について知ろう。由来・使い方についても解説!

大切な人が亡くなった時、亡くなった人の枕元や納棺後の棺の上に置かれる短刀を守り刀と言います。この守り刀にはどのような意味があるのでしょうか?守り刀の由来や使い方・宗派によっての捉え方の違いについて詳しく解説していきます。

    守り刀とは?

    守り刀とは亡くなった人を北向きに寝かせて胸元・枕元や棺桶の上に置く小刀や短刀のことを言います。守り刀には、冥土に旅立つ故人を守るお守りや邪気払いの意味と、残された家族などの生きている者を穢れや悪霊・祟りから守る意味があります。
    守り刀を使う風習は古来よりあって真剣の短刀・小刀などを用いるのが一般的ですが、所によっては生前故人がよく使っていた包丁やハサミ・鎌などを使うこともあります。

    本来は真剣を使用していた守り刀ですが銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)が施行され、現在の葬儀事情は模造刀や葬儀専用のものが使われるようになっています。また守り刀と混同されがちですが、枕刀は葬儀では使われません。枕刀は睡眠時の護身用の刀であり、生きた者に使われるものだからです。

    由来

    由来
    Photo by cdrummbks

    守り刀の由来については諸説ありますが最も有力な説は、枕刀から由来しているという説が有力です。武士の世界では就寝時、護身のために枕元に刀を置いて眠る「枕刀」と呼ばれる風習があり、武士が亡くなった時にも脇差が遺体の枕元に置かれました。その風習が武士だけでなくだんだん庶民にも広まっていき、葬儀の際に守り刀を使うようになったと言われています。

    では何のために守り刀は使われているのでしょう。守り刀を遺体の上に置く意味を3つご紹介します。
    ①猫や他の動物が遺体に近付くのを防ぐため
    猫は古来より憑き物の類と考えられており、猫が遺体をまたぐと化け猫になるという言い伝えがありました。そのため、猫や他の動物が嫌う光ものを故人の体の上において動物が近寄らないよう邪気払いとして使ったのが由来という説もあります。

    ②死者の穢れた魂が乗り移る・祟ることを防ぐため
    一流の刀鍛冶は、刀を作り始める前には必ず祈祷し禊を行ってから作刀し始めると言います。そうすることで刀は魔を斬り、厄を払う神聖なものとなります。霊は光物や鏡のように映り込むものが苦手とされていて、故人の魂をその肉体に沈めて出られないようにすることで、乗り移りや祟りから生者を守るというのが由来とも言われています。

    ③魂の抜けた遺体に他の悪霊が入らないよう守るため
    人が亡くなると体から魂が抜けてあの世へ行くと言われています。その魂が抜け出たからの体に他の悪霊が入らないよう、神聖とされてきた刀を置いて防ぐためと言われています。

    葬儀以外に使われる守り刀

    侍が闊歩する時代より日本では刀が身近にあり、人生の様々なイベントに守り刀は登場していました。
     

    新生児誕生 魔除け・厄除けの神徳があるとされる真剣を生まれてきた子に贈り、健やかに育つよう願う。
    端午の節句 甲冑と共に真剣を守り刀として飾り、男らしくたくましく育つよう祈願する。中央に甲冑、両サイドに守り刀と弓矢という置き方が一般的。
    嫁入りの際 夫以外の人と貞操を破ったり、破りそうになった場合は嫁入り短刀を使って貞操を守り抜きなさいという意味が込められている。

    守り刀は主に貴族や武士の家でお守りとして使われ、親から子へと贈られてきました。現在でも天皇家では生まれた子に守り刀を送るという儀式があるそうですが、昨今では守り刀の風習を行う一般家庭はだんだん少なくなってきています。

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    守り刀はどう置く・使う?

    守り刀はどう置く・使う?

    守り刀の置き方と使い方について解説していきます。
    守り刀の一般的な置き方としては亡くなった方を北向きに寝かせ(北枕)、遺体の胸の上に置きます。この時、遺体の胸元に直接置いてはいけません。遺体の上に掛けられた掛布団の上の胸の部分にそっと乗せる形で、守り刀の持ち手を顔側、刃先を足元に向けます。遺体が納棺された後は棺の上の胸の付近に置きます。

    置き方としては地域により様々なバリエーションがあります。例えば、武家の風習に習って故人の枕元に置いたり、鞘から刀身を抜いて胸の上に置いたり、半分だけ鞘から出した状態で盆の上に乗せて枕元に置くところもあります。

    使い方は葬儀の後の故人が眠るお墓を守るために、お墓に置かれることもあるようです。
     

    守り刀の宗派による捉え方の違い

    守り刀の宗派による捉え方の違い
    Photo bygeralt

    亡くなった方があの世へと旅立つ際にたむける守り刀については、仏教でも神道でも守り刀を使いますが守り刀をたむける理由はそれぞれ異なっています。宗派によって異なる守り刀の捉え方について、仏教・神道それぞれの解釈を解説していきます。

    仏教では

    仏教では
    Photo bynanoom

    仏教での守り刀は旅のお守りとしての意味合いが強く、仏教の教えでは「人は亡くなると冥土へ向かう道中には苦難が待ち受けており、その苦難を乗り越えて極楽浄土へと行ける」と考えられています。あの世へと向かう道中での苦難から故人を守り、無事に極楽浄土へとたどり着けるようにという願いを込めて遺体にたむけています。

    しかし、仏教の中でも浄土真宗は守り刀を使いません。それは浄土真宗の教えでは「全ての人が即成仏でき、死後すぐに仏となって極楽浄土に住む」という教えがあるからです。

    神道では

    神道では「死」は穢れだという考え方をします。“穢れ”は汚いという意味の“汚れ”ではなく「気枯れ」と言って気(精神)が枯れた状態のことを指します。この穢れを多く発生させるものが「死」であり、生きている者をこの穢れから守るため穢れが広がらないよう故人にたむけているのです。つまり神道では生きている者を守るために守り刀が使われています。

    実際に葬儀で使われる守り刀とは?

    日本では銃刀法の施行により「刃渡り15センチ以上の刃物は許可なく所持することができない」となっていますので、葬儀に使われる守り刀は本物ではない模造刀を使うのが一般的です。また現在の日本では亡くなると火葬にするのが一般的で、棺の中に燃えないものは入れられません。特に金属やガラスなどは遺骨に付着してしまうため避けられています。

    アマテラス

    アマテラス

    葬儀での守り刀は模造刀を使っていますが、木刀などの燃えるものなら入れることができるかもしれません。「木製の守り刀でもいいから棺桶に入れてあの世へ持たせてやりたい」と希望する場合は、葬儀社や火葬場のスタッフに問い合わせてみてください。

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