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色即是空とは?般若心経に登場する仏教の教えについてわかりやすく解説します

色即是空とは?般若心経に登場する仏教の教えについてわかりやすく解説します

色即是空という言葉を聞いたことがあるでしょうか。色即是空とは仏教における非常に重要な概念であり、般若心経の真髄とされる言葉ですが、なかなか説明の難しい難解な概念でもあります。本記事では色即是空についてわかりやすく解説します。

    色即是空とは?

    苔の生えた仏像
    Photo byDeltaWorks

    色即是空とは仏教の根幹をなす考え方を表した言葉ですが、その複雑さゆえお釈迦様の言葉で例えなどを用いながら説明されています。

    イメージを掴むのが難しい概念ですが本記事では色即是空の意味についてわかりやすく解説していきます。

    読み方

    色即是空とかいて「しきそくぜくう」と読みます。「即」は「すなわ(ち)」、「是」は「これ」とも読み、訓読文に直すと「色はこれ即ち空」という読み方になります。

    意味

    花
    Photo bySoorelis

    色即是空の意味に関して大辞林第3版では、「この世にある全ての物(色)は因と縁によって存在しているだけで固有の本質を持っていない(空)という、仏教の基本的な教義」と説明しています。

    色とは物質世界に存在する全てのものを指し、空とは本質を持っていない、つまり唯一無二で不変の実体を持っていないということになります。

    仏教ではこの世に存在する全ての物質、結果には必ずそれが生まれるに至った原因があると考えられています。

    色即是空の意味をさらに詳しく・わかりやすく解説!

    仏像
    Photo byAlexis

    いきなり色、空、因や縁と言ってもなかなかイメージが掴めないかもしれません。ここからは色即是空の意味をさらに詳しく解説していきます。

    因果の道理・この世の全ては因縁によって生まれる

    宇宙
    Photo byWikiImages

    仏教においてはこの世に存在する全ての物はそれが生まれるに至った原因の結果この世に存在しているだけであって、それ自体は本質を持っていないと考えられています。この原因のことを因と縁の二つに分けて説明しています。

    因とはそのものを構成する要素や材料などで、縁は因にあたる要素からその結果となる物が生まれるために必要な条件を指します。例えば木にとって因は種であり、縁は水やその他気候条件だと言えます。

    しかしそもそも現に私達が知覚しているもの、見聞きしたり手に取ったり出来ているものが「本質を持っていない」とは一体どういうことでしょうか。お釈迦様はこのことを琵琶を例に出して説明しています。

    琵琶にみる「因と縁」

    因縁により琵琶が生まれる図

    琵琶とは今でいうギターに近い形をした弦楽器で、日本には7,8世紀ごろに中国から伝わりました。琵琶には五弦琵琶や平家琵琶、楽琵琶などの種類があります。

    琵琶は目に見えて手に取ることの出来る形を持ち、弦を弾けば音色を奏で、聞く人の耳に届けることが出来ます。しかし色即是空という教義によればこの琵琶は「空」です。つまり本質を持ちません。琵琶には弦を始め、それを張るための木や弦を弾くためのバチなどといった構成要素があり、それらが人の手によって組み合わせられた結果琵琶という楽器が生まれるのです。

    だから材料やそれを組み立てる人がいなければ琵琶は存在しえず、これらの材料が組み立てられる前の状態でバラバラに置かれていたとしてもそこに琵琶というものの存在はないのです。

    「空」ではない、つまり不変の本質を有するということは琵琶のように何らかの材料が組み合わせられるという過程を経ずとも存在しているということになりますが、そのようなものは物質世界には存在しないというのが仏教におけるこの世の成り立ちの捉え方なのです。

    因果の道理・事象の結果は因縁により変化する

    花
    Photo byAmandad

    事象の結果、つまりこの世に存在するものはそれが生まれる原因となる「因と縁の内容」によって変化します。

    先ほどの琵琶を例に説明すると、琵琶にとっての因はそれを構成する材料である木や弦、バチなどです。反対に縁にあたるのはそれらの材料を組み立てる職人です。一口に木と言っても色々な種類があり、それぞれ特徴があります。また職人にも技量や個性などの違いがあります。

    つまり琵琶を存在させる原因となる因(材料)や縁(職人)は共通していても、どんな材料をどんな職人が組み立てるかによって琵琶の仕上がりはそれぞれ違ったものになるということを指しています。

    因果の道理・世は成住壊空を繰り返す

    夕焼けと海
    Photo bygeralt

    植物が種の状態から大きく育ち、やがて種を残して枯れていくように、この世のあらゆるものは永遠に存在し続けることは出来ず、次々変化していきます。

    このようにこの世の全てが繰り返す変化の流れを「成住壊空」(じょうじゅうえくう)といいます。成住壊空とはこの世に存在するものが繰り返し変化する流れを4つの段階に分けて説明した言葉です。

    成住壊空の解説図

    ここで注意すべき点は、因と縁によって生まれたものが壊れたからと言って、それが何もなくなる、つまり「無」になるわけではないということです。「壊」とは因と縁が消滅するのではなくあくまでそれらが変化した結果「そのものとしては」存在できなくなるのであり、それまでそのものを構成していた要素の存在までは消滅しないのです。

    ここでも琵琶を例に説明すると、まず因と縁によって、つまり材料と職人の手によって琵琶が生まれます。これが「成」です。そしてそれが人の手に渡り楽器として演奏されます。これが「住」です。

    しかしその琵琶がある時大きな災害に見舞われ、バラバラに壊れてしまったとしましょう。それが「壊」です。そして災害が過ぎ去った後、その場にはかつて琵琶の一部だった木や弦が散らばっている状態になります。それを「空」と呼びます。

    琵琶という存在は「壊」の段階で消えますが、その因となった材料たちは依然としてそこに存在します。だから「壊」の結果は「無」ではなく「空」なのです。

    他の仏教ではみられない・仏教独特の考え

    キリスト教やイスラム教など仏教以外の宗教では最初何もない所に神だけが存在して、神が世界の全てを創造したという教義が主流です。つまり神がこの世の全ての原因であり、神が存在するに至った原因というのは語られないのです。

    一方仏教ではこの世の全ては移り変わりの循環に組み込まれていて、始まりも終わりも存在しないと考えられています。この点で仏教は他の宗教と一線を画しています。

    因果の道理を一言で表したのが色即是空・空即是色

    瞑想する人のシルエット
    Photo byActivedia

    色即是空という言葉はこの世の道理を表す言葉として広く知られていますが、実はこれでは世の理の半分しか言い得ていません。この世の道理の全てを一言で表すときは色即是空・空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)という言葉が使われます。

    色即是空はこの世の全ては不変の実体を持たないことを指しますが、その反対である空即是色は不変の実体を持たないものがこの世の全てを作っているということを意味します。

    本記事では琵琶を例にして説明しましたが、この世の全ては様々な要素が集合し、そこに特定の条件が加わることで発生します。それはやがて崩れ、そのものとして存在できなくなるという側面を表現したのが色即是空です。

    しかしそれだけでは空というものを半分しか理解していません。因縁が変化しそのものの存在が壊れれば、そこにはそれを構成していた要素が残ります。そしてそれらはまた別な因縁により新たなものを生むのです。このような流動性があるからこそこの世ではあらゆるものが消滅し、誕生しているのです。こうした側面を表すのが空即是色です。

    「空」という概念が表しているのは単に全ての物は滅するということではなく、全ての物は変化し、その中で消滅や誕生が繰り返しされいるということなのです。

    色即是空は般若心経の真髄

    お祈りをする僧侶の手
    Photo byPexels

    色即是空・空即是色は仏教の根幹をなす教義であり、般若心経の真髄とされています。では般若心経とはどのようなものなのでしょうか。ここでは般若心経について解説していきます。

    般若心経について

    般若心経は日本で最も読まれているとされるお経で、正式名称は般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)と言います。経典としては非常に短いという特徴もあり、また翻訳が8種類ある中で一般的に知られているのは玄奘(げんじょう)が翻訳したものになります。

    般若心経は仏教の最終目標である浄土へ渡るために必要となる智慧を観自在菩薩がわかりやすく解説したもので、仏教の様々な宗派で読まれ、写経されています。

    正式名の中にある「波羅蜜」には「苦しみから解放されるための智慧の完成」という意味があり、般若心経を通して色即是空・空即是色の意味を理解することでこの世で抱える苦しみから解放されるのです。

    色即是空の概念は恐ろしいとも言える?

    仏像の顏
    Photo bypixel2013

    色即是空という言葉で説明させるこの世の摂理を恐ろしいものだと感じるかもしれません。

    というのも人は「空」という状態を理解できず、自分ずっと自分のまま変わらず、自分の持ち物はずっと自分の手元にあり、自分の日常はずっと続くと思い込んでしまいます。

    しかし実際にはそれらは因と縁が揃っているから存在出来ているのであり、その因縁はやがて変化します。日常は突然変わることがあり、自分の持ち物はいつか他人の手に渡り、自分は年老いてその生を終えます。

    このことを恐ろしいと感じるかもしれませんが、色即是空という概念はこのようなこの世に存在するものの営みをあるがままに映し出すことで、私達に自らの人生を顧みるよう諭しているのかもしれません。

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