カメのスピリチュアルな意味・亀は縁起のいい幸運の象徴?ハワイでの亀の持つ意味についても解説

カメは浦島太郎や長寿のお祝いなど、私たちとなじみ深い生きものです。また、亀はスピリチュアル的にも縁起の良い生きものとして大切にされています。カメが持つスピリチュアル的な意味やハワイで亀が守り神としての存在である理由などについて解説していきます。
カメの持つスピリチュアルな意味とは?
亀が持つスピリチュアルな意味は、「幸運や縁起の良い出来事を運ぶ」や「加護を与える」です。
亀は、ペットとして飼われたり、浦島太郎のような話に出てきたりと私たちにとって身近な存在であると共に、長寿や金運の象徴として大切にされています。また、古くから神様の遣いとして崇められてきました。日本でも、松尾神社や亀岡八幡宮など、亀を祀っている神社がたくさんあります。
このように、亀は私たちとゆかりの深い生きものです。そんな亀について詳しくみていくことにしましょう。
カメは長寿の象徴
鶴は千年、亀は万年と言われるように、亀は長寿の象徴として知られています。
中国には、不老長寿が住むと言われる蓮莱山で暮らす仙人の遣いが亀だったという話があります。不老長寿の仙人の遣いであるということから、遣いの亀も長寿であると考えられ、長寿の象徴とされていました。
また、この不老長寿の仙人が暮らしている蓬莱山を背負っていたのが、巨大な霊亀だったという話もあります。
中国にある書物「爾雅」や「述異記」、「抱朴子」などによると亀は、
- 千年生きると毛が生えてくる
- 五千年で神亀
- 一万年で霊亀(千年で霊亀と記してある書物もある)
では、実際のところ亀はどのくらい長く生きるのでしょうか。こちらは平均的な亀の寿命です。
亀の種類 | 平均寿命 |
ニホンイシガメ クサガメ |
15年~20年程 |
ミドリガメ | 約15年 |
ロシアリクガメ ヘルマンリクガメ ギリシャリクガメ |
30年~50年程 |
アカウミガメ | 70年~80年程 |
平均寿命が100年未満の亀が多い中、
- セントヘレナ島(イギリス領)にいるゾウガメのジョナサン氏は推定年齢186歳(2017年時点)
- アンダブラゾウガメ152年分の飼育記録が残っている(1918年死亡)
- カロリナハコガメ138年
- ヨーロッパヌマガメ120年
カメと金運
亀の中には、ゼニガメと呼ばれている亀がいます。それは、クサガメやニホンイシガメの子亀のことです。
ゼニガメと呼ばれるようになったのは、
- 子亀が背負っている甲羅の大きさや形が天保通宝百文銭に似ている
- イシガメの甲羅の模様が新寛永通宝銭に似ている
- そもそも小判の原型が亀の甲羅である
また、昔はお金をしまっておく金庫などありませんでしたから、瓶(カメ)にお金をしまっていました。そのため瓶(カメ)=亀として金運upの象徴とされているのです。
カメが持つ意味(ハワイ)
ハワイでは、ウミガメのことを「ホヌ」と呼び、海の守り神として大切にされています。海の守り神「ホヌ」は神様からの遣いや幸運を運んでくれるといわれています。
海の守り神と呼ばれるようになったのは、次のような逸話があります。
昔、ハワイでは海辺で遊ぶ子供達を鮫が襲うという出来事が良くあったそうです。そんなとき亀が子供達を救うために、子供の姿に変化し身代わりとなったとのことです。
また、子供だけでなくサーファーも守ったという話も存在しており、サーファーからも守り神として慕われ大切にされています。
ホヌは、アウマクアともいわれます。アウマクアは自分の家族や先祖、身近にいて大切な存在だった生きものや植物、物などが神として自分を守ってくれる守護神です。
ハワイでは、亀は私たちを守ったり幸せを招いたりする力があるとされ、ホヌを象ったジュエリーなどが身につけられているのです。

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