「かしこみかしこみ」とは?神社参拝などで使われるかしこみかしこみの意味についてシーン別に解説!

「かしこみかしこみ」とは、祝詞や祓詞の中で使用されることの多いフレーズで、神様に対して「偉大な存在として畏敬・敬意を示す」という意味で使われます。「かしこみかしこみ」は漢字表記や込める思いもさまざまで、シチュエーションによって使い分けます。
2019年12月11日

龍神のアマちゃん
祝詞などでよく使われる「かしこみかしこみ」の語意について教えたるわ~
「かしこみかしこみ」とは?
「かしこみかしこみ」とは、祝詞や祓詞の中で使用されることの多いフレーズです。
願いごとや祝いごとを述べたのち、この言葉で締めくくります。
意味
「かしこみかしこみ」は神様に対して、偉大な存在として畏敬・敬意を示すという意味で使われます。
「かしこみかしこみ」の漢字表記
- 畏み畏み…畏る(かしこまる)という意味
- 恐み恐み…恐れ多いという意味
- 恐美恐美…良いことという意味(良いを表す美しの字を取ったもので、主に祝詞で使う)
祝詞での「かしこみかしこみ」
「かしこみかしこみ」は祝詞では、前述のとおり、恐美恐美が用いられることがあります。
祝いの場で奏上される祝詞は、初めにこの祝いに際して願いごとを述べ、最後に「恐れ多くも謹んで申し上げました」という思いで「かしこみかしこみ」が用いられます。
また、願いごとを述べる際に、参列者に「幸福をもたらしてください」や「罪穢れを祓いのけてください」という意味の言葉を添えることもあります。
宗教での「かしこみかしこみ」
「かしこみかしこみ」は宗教では、前述のとおり、畏み畏みや恐み恐みが用いられます。
神様という恐れ多いほどの偉大な存在に対して、「最大の畏敬・敬意を持ってお祈りをささげさせていただく」という思いが込められています。
古典表現における二重敬語という文法から、同じ音を2回繰り返すことによって、さらなる畏怖の様子を表しています。
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