「初午」の食べ物

ひろみ

お狐さま
そんなのいなり寿司に決まりでしょ!
いなり寿司
初午の代名詞ともされる食べ物を4つご紹介します。
1つ目は、きつねの好物である「いなり寿司」です。
いなり寿司は地域によって形が異なり、東日本では米俵のような形の俵型が一般的です。西日本では、きつねの耳をイメージした三角型が主流です。

お狐さま
お子さんも交えて手作りをして、お供えしたり食したりしても楽しいですね。
油揚げ
2つ目は、きつねの好物である「油揚げ」です。
厚みや形状は地域によって異なり、三角形や長方形があります。
また呼び方もさまざまで、「狐揚げ」や「稲荷揚げ」、「寿司あげ」と呼ばれることがあります。
初午だんご
県下一周駅伝第3日の第3中継所(薩摩川内市東郷)では地元の南瀬地区コミュニティ協議会の皆さんが名物の初午だんごを用意して選手の到着を待っています。#373駅伝 #県下一周駅伝 #373るhttps://t.co/GUSB00lG6E pic.twitter.com/ZdjaxcFDBH
— 南日本新聞 373news.com (@373news_twit) February 18, 2019
3つ目は「初午だんご」です。
地域によって初午の日に蚕の神様を祀る行事も行われることがあるため、繭がたくさんできるようにと願いを込めて、まゆの形に見立てただんごをお供えします。
特に養蚕の盛んな地域に多い食べ物です。
旗飴
https://t.co/keySPzMZKO
— 春日の (@owf_ksg) April 17, 2016
旗飴買えた!
注文されたやつしか作ってないらしいけど分けてもらいました!
うれしいです! pic.twitter.com/bxIOK7mioU
4つ目は「旗飴」です。
主に奈良県で有名な飴菓子で、旗を巻いた棒先に飴をつけたものです。
古くからお稲荷さんには商売繁盛のご利益があると考え、商いを行う家は稲荷信仰をすることが一般的でした。そこから商売をしている家に行くとお稲荷さんのご利益が分け与えてもらえるとし、子どもたちが「旗飴ちょうだい」といって練り歩く風習があります。
全国の「初午祭」を紹介!
全国の「初午祭」を3つご紹介します。
- 伏見稲荷大社
- 鹿児島神宮
- 岡寺山継松寺
伏見稲荷大社の初午大祭
本日(2017.3.5) 荷機稲荷神社 初午大祭
— 瑞浪大好き (@mizunami_bot) March 4, 2017
初午の日にお稲荷様にお詣りするのは、和銅4年(711年)2月初めの午の日に稲荷大神が伏見稲荷大社にご鎮座された日でそれを慶びお祝いするお祭りです。https://t.co/1X1cnR2eEl
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伏見稲荷大社は京都市伏見区にあり、新暦の初午の日(2020年2月9日・日曜日)に初午大祭を行います。
毎年午前8時から始まり、多くの人で賑わいをみせます。
商売繁昌・家内安全の御符(しるし)として参拝者に授与される「しるしの杉」も、ぜひ拝受してみてください。
住所 | 京都府京都市伏見区深草藪之内町68 |
電車 | ・JR奈良線 稲荷駅下車、徒歩すぐ(京都駅より5分) ・大阪本線 伏見稲荷駅下車、東へ徒歩5分 |
市バス | ・南5系統 稲荷大社前下車、東へ徒歩7分 |
自動車 | ・名神高速道路 京都南インターから約20分 ・阪神高速道路 上鳥羽出口から約10分 |
参考:伏見稲荷大社 初午大祭
鹿児島神宮の初午祭
初午祭 軽やかに 隼人・鹿児島神宮 https://t.co/CZDtKsG6F8 #南日本新聞 #鹿児島 pic.twitter.com/UWl2H0lNZy
— 南日本新聞 373news.com (@373news_twit) February 24, 2019
鹿児島神宮は鹿児島県霧島市にあり、旧暦の1月18日を過ぎた次の日曜日(2020年2月16日)に初午祭を行います。
御祭神は彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)と豊玉比売命(トヨタマヒメノミコト)で、宇迦之御魂神をはじめとする稲荷神ではありません。
鹿児島神宮の初午祭は創建時(社伝によると神代)から行われていたと伝わっていますが、記録によると複数の説が存在し、平安時代の養和元年(1181年)に神馬の飼育をしていたということから関連して初午祭が始まったという説もあります
鹿児島の初午祭は鹿児島県の三大行事の一つで、鈴かけ馬というご神馬と人が踊りながら歩くというお祭りが有名です。
住所 | 鹿児島県霧島市隼人町内2496 |
電車 | ・JR日豊線隼人駅より徒歩15分 ・大阪本線 伏見稲荷駅下車、東へ徒歩5分 |
バス | 鹿児島交通 鹿児島神宮 停留所にて下車 徒歩5分 |
自動車 | ・東九州自動車道 隼人西インターより車で10分 ・東九州自動車道 隼人東インターより車で20分 ・九州自動車道 空港インターより車で20分 |
参考:鹿児島神宮 年中行事
岡寺山継松寺の初午大祭
松阪・岡寺山継松寺:宝恵駕籠道中行列、着物姿で優雅に厄よけ/三重 - 毎日新聞 https://t.co/Q7XRguUkI3#初午大祭 pic.twitter.com/C7y2WqztHF
— 毎日新聞@みえ (@Mainichi_Mie) March 9, 2017
岡寺山継松寺は三重県松阪市にあり、毎年3月初めの午の日に近い土曜日と日曜日(2020年3月7日・8日)に初午大祭を行います。
岡寺山継松寺の初午大祭は、厄落としの意味で行います。
主に厄年の女性たち(17歳・18歳・19歳・33歳・37歳・61歳)が着物姿で参加する「厄まいり宝恵かご道中行列」が有名で、着物の袖を振ることで「厄を払って幸せを招き入れる」といわれる華やかなお祭りです。
住所 | 三重県松阪市中町1952 |
電車 | ・近鉄・JR松阪駅より西北500m(徒歩5分) |
自動車 | ・ 伊勢自動車松阪ICより車で10分 |
まとめ
初午は一般的に稲荷社の2月の初午(最初の午の日)に執り行う祭りの日を指し、神社または寺院などで行う目的が違うことがお分かりいただけたかと思います。
しかし、初午の由来がある伏見稲荷大社の初午祭りは宇迦之御魂神のご利益(商売繁盛や芸能・諸芸上達など)を授かるためのものとされています。
地域ごとの初午の行事に参加し、雰囲気を味わうのも楽しいでしょう。

お狐さま
2020年の初午は、是非お参りに来てね!
ここまで読んでくれてどうもありがとう!
初午のお供え物は何がいいのかしら?