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「蘆屋道満」とは?安倍晴明のライバルについて解説|安倍晴明との戦い4選!

「蘆屋道満」とは?安倍晴明のライバルについて解説|安倍晴明との戦い4選!

蘆屋道満とは伝説上の民間の陰陽師で、安部晴明のライバルとして名を知られている人物です。「悪の道満」として描かれることが多いですが、本当に「悪」だったのでしょうか?道満と晴明の相違点、道満と晴明の戦いについて紹介しつつ、道満の人物像に迫ります。

    安倍晴明

    安倍晴明

    わたしのライバルとして名高い蘆屋道満について紹介します!

    「蘆屋道満」とは?

    蘆屋道満(あしやどうまん)とは、安部晴明のライバルとして描かれることの多い、平安時代に活躍した伝説上の民間の陰陽師です。出身は播磨の国(現在の兵庫県)で道摩法師(どうまほうし)とも呼ばれますが、道摩法師とは別人ではないかという説もあります。

    生没年不詳で安倍晴明の弟子だったともいわれる一方で、晴明よりも年上だったともいわれており、正体については不明のままです。

    しかし鎌倉時代の説話集『宇治拾遺(うじしゅうい)物語』や『十訓抄(じっきんしょう)』等には蘆屋道満の逸話が残っており、その術の高さから安倍晴明のライバルとして名を馳せる人物となっています。

    民間陰陽師として知られた道満

    そもそも陰陽師は律令制度における官職の一つでした。いわば陰陽師は国家公務員の位置づけであったのですが、朝廷に属さない民間の陰陽師も存在していました。そして蘆屋道満は官人でない、民間陰陽師の代表格です。

    民間の陰陽師はフリーランスのため固定給ではなく、仕事の依頼がなければ収入がありません。そのため人々の不安を煽ることで仕事を増やそうと悪だくみをする民間陰陽師もいたといいます。道満の営業方法は定かではありませんが、名声があったことから仕事には困らなかったのではと考えられています。

    また、道満の出身の播磨の国は、隣の備前の国と並んで陰陽師の聖地であり、優秀な陰陽師を輩出した地でもあります。陰陽師としての実力をつける環境にも道満は恵まれていたのでしょう。

    安倍晴明

    安倍晴明

    陰陽師の歴史についてはこちらの記事をチェックしてくだされ!

    「蘆屋道満」のライバルは安倍晴明?

    蘆屋道満の像

    兵庫県加古川市の正岸寺(しょうがんじ)の蘆屋道満像
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    安倍晴明と蘆屋道満の比較

    陰陽師としての技術に優れ安倍晴明のライバルとして著名な蘆屋道満ですが、どのような点で比較されることが多いのかみてみましょう。
     

      安倍晴明 蘆屋道満
    役職 官人 非官人
    二つ名 正義の清明 悪の道満
    代表的な印 五芒星
    (セーマン)
    六芒星、九字
    (ドーマン)

    龍神のアマちゃん

    龍神のアマちゃん

    悪役をあてがわれがちな道満なんやけど、浄瑠璃・歌舞伎の作品(いわゆる「しのだづま」もの)の多くでは善人として描かれているんやで~。ただ、竹田出雲の『芦屋道満大内鑑』においては既出の作品との差別化を図るために敢えて道満をめっちゃ悪人にしたんや。

    この作品の道満のイメージが今なお強く、漫画や小説でも道満は悪人として描かれることが多いんや~。

    「蘆屋道満」が用いた六芒星と九字

    陰陽師として式神や加持祈祷などの呪術を使用する際、印を切ってパワーを込めたとされます。その印のなかでも、六芒星と九字切りは蘆屋道満が用いたとして有名です。

    六芒星

    陰陽師と六芒星
    六芒星(ろくぼうせい)は正三角形ふたつを上下に組み合わせた星形のことで、「籠目(かごめ)模様」とも呼ばれます。

    魔除けのシンボルで、力の増幅を表すともいわれます。蘆屋道満をはじめとする陰陽師の間で広く使われていました。

    蘆屋道満が用いたとされる六芒星は、上向きの正三角形△と、下向きの正三角形▽が組み合わさってできています。

    • 上向きの正三角形△‥…陰陽思想における「陽」の象徴でプラスのエネルギーを表す。創造。火。
    • 下向きの正三角形▽……陰陽思想における「陰」の象徴でマイナスのエネルギーを表す。破壊。水。
    つまり、プラスとマイナスのエネルギーが組み合わさった六芒星は「相対するエネルギーの調和」を示す形なのです。この印を使うことにより、精神的なエネルギーも上昇するため潜在的な力が飛躍的にアップし、魔除けに効果を発しました。

    龍神のアマちゃん

    龍神のアマちゃん

    六芒星は西洋でヘキサグラムと呼ばれ、「ダビデの星」「ソロモンの紋章」「ユダヤの星」としても有名なんや!
    さらに、錬金術では「賢者の石」を象徴する形でもあるんやで~。めっちゃ強力やな!

    九字(九字切り、九字護身法)

    陰陽師の九字護身法
    九字切り(くじきり)とは修験道や陰陽道で護身の術として伝えられた作法で、縦と横の線を交互に切って格子柄を作ることで魔を封じ込めたり避けたりしていました。「破邪の法」ともいいます。

    九字を切るときに唱える呪文として最も有名なのが
    臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
    りん・びょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)です。
    この呪文の意味は「臨める兵、闘う者、皆 、陣列べて、前に在り」となります。

    九字切りの呪文は「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」のほか、陰陽道では

    青龍・白虎・朱雀・玄武・勾陳・帝台・南斗・北斗・玉女」
    せいりゅう・びゃっこ・すざく・げんぶ・こうちん・ていたい・なんじゅ・ほくと・ぎょくにょ

    と、九字を九星九宮の九神に置き換えて唱えていたともいわれます。

    蘆屋道満だけでなく安倍晴明もこの九字切りを使用していたのですが、蘆屋道満は必ずしも九本の線を用いたわけでなく、九本以上の線の印も用いていたようです。六芒星と九字切りを合わせてドーマンと呼ばれることが一般的です。

    安倍晴明が用いた五芒星

    陰陽師の五芒星
    蘆屋道満が六芒星を用いたのに対し、安倍晴明は五芒星を用いていたとされます。五芒星は「晴明桔梗印」または晴明九字」「晴明印(=セーマン)」とも呼ばれており、安倍晴明を祀る神社の紋として使用されています。

    五芒星は正五角形の頂点を線で結んでできる星型で、一筆書きできる形です。そして、五芒星のなかに現れる正五角形の頂点を結ぶと五芒星ができるということを無限に繰り返せますので、「魔の入り込むの余地のない完全性」を表す印となっています。

    陰陽思想において五芒星は陰陽五行説の「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」を表す形となっています。木・火・土・金・水の5つの元素が働くことで世界が成り立っていると考えられており、「相生(あいしょう)」と「相剋(そうこく)」という、互いが互いの力を引き出したり打ち消したりする関係となっています。

    六芒星よりも護身の意味が強い形です。

    龍神のアマちゃん

    龍神のアマちゃん

    西洋ではペンタグラムと呼ばれており魔除けとされたり、逆に魔の象徴とされたりと、古来より魔術と深い関係のある星型やで~。
     

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