マインドフルネスは本当に効果がある?行う上での注意点は
あのグーグルも取り入れている!ビジネスパーソンに最適!と、何かと話題のマインドフルネス。
医学的にうつ病の再発リスクを下げることなどが発見されてから、ビジネスマンを中心にさまざまな分野に広がりを見せています。
無料の携帯アプリでも気軽にマインドフルネスを始められるようになり、わたしたちにとっても身近なものとなりました。
一方で、マインドフルネスを批判する声もあります。マインドフルネスは実は効果がない?副作用がある?さまざまな声についてまとめました。
胡散臭い、怪しい
マインドフルネスブームに乗って、今では、レッスンセンターやマインドフルネスイベントも沢山見られるようになりました。
これに対しては「怪しい、胡散臭い」という声も少なからずあるようです。
日本においては、ヨガ教室から始まったオウム真理教の影が今なお色濃く、そういったものに対する警戒心がまだまだ強い状態だと思います。
実際にオカルト団体が運営しているとみられるものもあり、健全な教室でも、特定の信条を持った人が集まっているところもあります。
お寺の主催するものも、宗教へのアレルギーのある方にはハードルの高いものかもしれません。
逆に宗教色のないビジネスマン主体のセミナーも、お金儲け目的で瞑想は素人であり、きちんとした指導が受けられないものがあったという口コミも見られました。
うたわれている効果が実感できない・効果の根拠が弱い
医学的根拠を元にマインドフルネスをおすすめする意見は沢山見られますが、研究者の中には、マインドフルネスの効果についての論文は不十分だとする意見も出ています。
マインドフルネスの効果についての後ろ盾となる論文を精査したところ、半分以上が不完全な実験内容だったと分析する学者もいます。
思考することができなくなるのでは?
未来や過去の事を考えず、今のことだけを感じるというマインドフルネスのあり方は、人々から思考を奪うという意見もあります。
テレグラフ紙によると、オックスフォード大学教授のセオドア・ゼルディン氏は、「人々はマインドフルネスによって深く思考することを止めてしまった。私はマインドフルネスは有害だと思う。」と述べています。
かえって症状が重くなった
クーリエ・ジャポンは、「マインドフルネスに副作用あり!」という記事を掲載しました。
瞑想を行った人々のうち7%が、パニックや鬱に陥ったという統計が出ています。また、かえって不安感や喪失感が増したという意見もみられました。
仏教界からの批判の声
言うなれば2500年前から瞑想を実践している大先輩。
仏教界はおおむねマインドフルネスのブームについては好意的です。しかし中には、教材や教室選びについての注意点も聞かれます。
それは、良い指導者の必要性です。マインドフルネスは安全でリスクのないトレーニングのように紹介されますが、瞑想であることに変わりはありません。
仏教界では古くから瞑想のリスク面も認識されています。
というのも、仏教ではむかしから「魔境」という言葉があり、瞑想時、「神を見た」とか「世界の真理が分かった」というような異常な万能感、自己肥大が起こる可能性が知られているからです。
瞑想が引き金となって、抑圧された怒りや嫉妬が爆発することも認識されています。
そのため、受講者がいまどこまで進んでいるのか、次は何をやるのか、まずい方向に進んでいないかを正しく見極められる指導者につく必要があるという声が聞かれます。
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