人がある日突然、何の前触れもなく消え去ってしまうことを意味する「神隠し」
日本ではニュースに取り上げられていない事件を含めると毎年10万人以上の人が行方不明になっています。
そしてその内の約1000人程がそのまま発見されません。
つまり毎年1000人もの人が「神隠し」にあったように、姿を消しているのです。
神隠しの意味
「神隠し」とはそれまで存在していた人が消え去ってしまうことを意味します。
山や森など神域と呼ばれる場所やそのほかの場所で人がいなくなってしまうことを、神様の仕業という意味にとらえて「神隠し」と言うようになりました。
天狗や鬼、狐などの妖怪も神様に含まれるので神隠しは「天狗隠し」、「鬼隠し」と呼ばれることもあります。
「神隠し」には遭遇しやすい気質があるとされています。
子供では知的障害や神経質な人、また出産後の女性など精神的に不安定な状態にある人が神隠しに遭いやすいようです。
神域に消える
日本では、はるか昔からから神や霊魂の存在が信じいて、行方不明者の多くは「神域」に消えたと考えらるケースが多かったのです。
特に山や森、岩などには霊魂が宿っているため、神域と現世を分ける存在とみなされていました。そこに誤って足を踏み入れてしまった場合行方不明になってしまうとされていました。
そのような理由から、行方が分からなくなった人たちの多くは神域に足を踏み入れたせいだと言われていました。
神隠しに逢いやすい人
精神的に不安定な人は、神隠しに逢いやすい人とされています。
産後の女性や子供などの精神的に不安定な人の心には、鬼や天狗などが介入しやすく、神隠しに遭いやすいとされてたそうです。
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