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ホツマツタエとは?神代文字の原文を読み解く!偽書についても解説

ホツマツタエとは
ホツマツタエとは
ヲシテ文字

ホツマツタエとは?

 

皇大神社(こうたいじんじゃ)元伊勢伝承地(吉佐宮)

皇大神社(こうたいじんじゃ)元伊勢伝承地(吉佐宮)

『ホツマツタエ/ホツマツタエ』はいわゆる日本の古代文書で、古代大和ことばで綴られた一万行に及ぶ叙事詩です。漢字で『秀真伝』と書きます。

時代的には、縄文後期中葉から弥生、古墳前期まで約一千年の神々の歴史・文化を今に伝えており、古事記や日本書紀で省かれたとされる挿話や逸話が多く記述されています。

この『ホツマツタエ』と呼ばれる古文書は、景行五十六年(第12代天皇『景行天皇』の在位中)に三輪臣大直根子命(みわのとみおおたたねこのみこと)によって編纂、献上されたものとされています。

ちなみに、景行天皇はあの『日本武尊(やまとたけるのみこと)』の父とされる天皇です。

ホツマツタエは『あ』の巻、『わ』の巻、『や』の巻の三巻四十紋で構成されており、秀真(ホツマ)文字とも呼ばれる神代の古代文字、ヲシデで執筆されています。

また、『ホツマツタエ』と同時期に編纂された書物に『ミカサフミ』『フトマニ』があり、これら三冊を纏めて『ヲシテ/ヲシデ文献』と呼ばれます。

『ホツマツタエ』は機織り(ハタオリ)を基本として書かれているため、『章』という区切りではなく『紋(あや)』を使っています。

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2018.08.20

ホツマツタエの原文を読み解く

ヲシデで書かれた原文の「東西」の名と穂虫去る紋の冒頭

ヲシデで書かれた原文の「東西」の名と穂虫去る紋の冒頭

それでは、ホツマツタエにはどんなことが書いてあるのか、一紋から一説抜粋して紹介していきたいと思います。

“キツノナトホムシサルアヤ――「東西」の名と穂虫去る紋(綾 /文 /アヤ)”より

原文かな

ソレハワカ ワカヒメノカミ ステラレテ ヒロタトソダツ カナサキノ ツマノチヲヱテ アウアウヤ テフチシホノメ ウマレヒハ カシミケソナエ タチマヒヤ 

ミフユカミオキ ハツヒモチ アワノウヤマヒ モモニヒナ アヤメニチマキ タナハタヤ キククリイワヒ ヰトシフユ ヲハハカミキル メハカヅキ コトバオナオス アワウタオ 

ツネニオシヱテ アカハマナ イキヒミニウク フヌムエケ ヘネメオコホノ モトロソヨ ヲテレセエツル スユンチリ シヰタラサヤワ アワノウタ アダガキウチテ ヒキウタフ 

オノツトコヱモ アキラカニ ヰクラムワタヲ ネコヱワケ フソヨニカヨヒ ヨソヤコエ コレミノウチノ メグリヨク ヤマヒアラネバ ナカタエリ スミヱノヲキナ コレオシル         

原文書き下し

それ和歌は 和歌姫の神 捨てられて 捨(ヒロ)たと育つ 金析命(カナサキノミコト)の  妻の乳を得て

アワウワや 手打ち潮の眼 生れ日は  炊御食(カシミケ)供え 立ち舞ひや 三年冬(ミフユ)髪置き 桃に雛   菖蒲に粽(ちまき)

棚機や 菊栗祝ひ 五年(ヰトシ)冬  男(ヲ)は袴着る 女(メ)は被衣(カヅキ) 言葉を直す アワ歌を 常に教ゑて

アカハマナ イキヒミニウク フヌムエケ ヘネメオコホノ モトロソヨ ヲテレセエツル スユンチリ シヰタラサヤワ

アワの歌  葛垣琴打ちて 弾き歌う  自づと声も 明らかに  五臓六腑(ヰくらむわた)緒 音声分け  二十四

四十八(よそや)声  これ身の内の 循り良く  病あらねば 永らえて  住江(住吉/スミヱ)の翁 これを知る

ホツマツタエの訳、意味について解説

はじめてのホツマツタヱ

はじめてのホツマツタエ

前項目で触れた抜粋部分の現代語訳としては以下のようになります。

現代語訳

そもそも和歌は、和歌姫が捨てられていたところを金析命(カナサキノミコト)に拾われ育てられたことから始まります。金析命の妻の乳を飲んで育ち、「アワワ」と声を出したり、手を打って良い顔をした。子供が生まれると神にお供えをして家族や親族に加える儀式を行い、三歳の冬には髪置きの儀(三歳まで赤ん坊は髪の毛を剃っているが、髪を伸ばすのを許される)をする。元日(一月一日の朝)には餅を供えて、天地(アワ)の神を祭る。桃の花の季節には雛の祭りをして、菖蒲(アヤメ)の季節には粽を備え、夏には棚機(タナハタ)の儀式を行い、秋は栗や菊を供えて祝うのだ。(子供が)五歳になると、男の子は袴を着て、女の子は被衣(キヌカヅキ)の儀式をして、正しい言葉を学ぶように、アワ歌を常に教えるようになる。この『アワの歌』は、葛垣琴(カダガキ。琴の原形のような楽器といわれる)を弾きながら合わせて歌うと、自ずと言葉も身に付き、心や体に音や言葉で二十四の音が沁み入り、四十八音で身について体内を良く循環して病気にもならず長生きをする。住江(スミヱ)の翁(金析命/カナサキ)はこの事についてよく知っていた。

 

このように古事記と同様に神々の歴史・文化を今に伝えており、人間はどう暮らせば良いのかを指し示す挿話や逸話が描かれています。

全編を載せている書籍を次のページで紹介しますので、興味のある方は是非読んで古事記との違いを確認してみてはいかがでしょうか。

 

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